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酢豚にパイナップル

「きのこの里 vs たけのこの山」論争ぐらいにどうでもいい話のうちの一つに「酢豚にパイナップルを入れる vs 入れない」論争があります。本当にどうでもいいのですが、そういうことに首を突っ込んで抜けなくなって上からギロチンの刃が落ちてくることもありますので、気をつけましょう。

というわけで、酢豚にパイナップルの話題です。私は「入っていたら嬉しいけれど、無理して入れてくれなくてもいいし、入っていないなら入っていないで特に問題はない」という、事なかれ主義を貫いております。

政治、宗教、野球の話はビジネスにおいてタブーとされていますが、酢豚にパイナップルも似たようなところがあります。たまにものすごく熱く「パイナップルを入れるなんてどうかしている!」と沸点までイッてしまう人がいます。ただ、「そこまでの話か?」と冷や水をぶっかけるのも大人の対応としてはどうかと思うので、やんわりと距離をおくのがよいでしょう。

私の事なかれ主義は、酢豚にパイナップルにとどまりません。酢豚に豚が入っていなくても、それはそれで仕方がないと思うほどの事なかれ主義です。酢豚で美味しいのは、実はとろとろのたれなのです。本質はたれにあります。酢豚にパイナップルが入ってようが、入っていまいが、それどころか、豚が入っていようが、入っていまいが、それはさほど大きな問題ではありません。それより、たれなのです。あの甘辛いたれをいただくことができれば、よしとします。

酢豚ですよと言われて、豚肉を揚げたものと野菜とパイナップルが出てきて、たれがかかっていなかったら、多分激怒します。「たれがないなんてどうかしている!」と沸点までイッてしまう可能性が高いです。事なかれ主義が大好きな私でも、そこは妥協できません。「いやいや、たれなんてなくても豚と野菜があれば酢豚でしょう。」とシェフが反論してきたら、それこそギロチンの刑に処します。

酢豚の本質はたれなのです。覚えておきましょう。合掌。