ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

アパレル業界のわからないこと

世の中にはわからないことがたくさんあります。

口笛はなぜ遠くまで聞こえるのか、あの雲はなぜ私を待っているのか、とにかくわからないことだらけです。おじいさんに聞いても、耳は遠いし、すぐに戦時中の苦労話を始めるので聞いても無駄です。

今日は、コンビニでレジを待っていると、目の前のおばあちゃんが「私は焼け出されたのよ」と物騒なことを若い店員さんに言っていて、なんのこっちゃと思ったら、どうも戦時中の苦労話のようでした。おばあちゃんはすでにお金を払い終えており、店員さんもどうしていいのかさっぱりわからない様子。しかし、若さゆえ話を切るタイミングが掴めず、受け答えもしどろもどろ。レジを待っている私はニヨニヨして立っていて、これは困ったなぁと思いつつも、このおばあちゃんがどうオチをつけるかのほうが気がかり。さぞかしカオスな世界が醸成されていたことでしょう。

別にこんなことを書きたかったわけではないのです。

世の中にはいろいろとわからないことがありますが、輪をかけてわからないのがアパレル業界です。夏のめちょんこ暑い時期だというのに、店内に入れば秋冬物という、見ているだけで暑苦しくなるような服のオンパレード。下手するとダウンジャケットとか売っていますからね、このクソ暑いのに誰がダウンジャケットを買うんだと思うのです。

やはり、今は暑いので、涼しい服を売って欲しい。目立つところに置いておいてもらいたい。ペラペラで、透けてるし、服としての意味全然ないやんぐらいに服でもこのさい許します。とにかく、夏なんだから夏物をがっつり売るべきなのです。

ただ、じっくり考えてみると、わからないこともないのです。服を買ったとしても「すぐに着ていかれますか?」と店員さんに聞かれたことはありません。「値札切っておきますね〜」と言われて、着て店を出るみたいなことはほぼほぼないわけです。

すっぽんぽんで店に来て、服を着て帰るという習慣があるのであれば、夏だから夏服を売るでもよいのでしょうが、残念ながら日本に、すっぽんぽんで店に来て、服を着て帰るという習慣はありません。返す返すも残念です。合掌。