例のウイルスが猛威を奮っています。私たちはついつい「政府がGO TO キャンペーンをやめないからだ!」とか、「若者が悪い!」とか、何かと悪者を見つけてアホボケカスと罵詈雑言を浴びせかけたくなるのですが、そんなことをしても目の前の状況がよくなるわけではありません。
ここはきっちり基本に立ち返って「手洗い」を励行しようじゃありませんか。
極道の世界から手を洗う、素晴らしいことです。
覚せい剤から手を洗う、これも素晴らしいことです。
そして、オレオレ詐欺から手を洗う、もちろん素晴らしいことです。
ぜひ、みなさん実践していきましょう!
と書いていて思ったのですが、こういう表現をする場合は「手を洗う」ではなく、「足を洗う」であって、逆にこういう世界に入るときに「手を染める」という言い回しを使います。足を洗うことに対しては何ら問題はありませんが、例のウイルスをどうこうしようという場合に「足洗い」を励行しよう!という話はあまり聞いたことがありません。たぶん、しないよりしたほうがよいのだとは思いますが、とりたててみんなが絶対に「足洗い」をしないといけないわけではなく、それよりも「手洗い」をすべきなのです。
それはなぜでしょうか。手に例のウイルスがついている可能性があり、その手についている例のウイルスが手から口に入ってしまうからです。手掴みでモノを食べなければよいのではないかとも思うのですが、主食がナンである日本人にとって、手を使わずにナンを食べるのは容易なことではありませんし、それより手洗いをしっかりとしたほうが簡単に感染予防ができるのです。
医療崩壊が叫ばれている中、私たちができることは「手洗い」をすることです。そして、医学部に入学し、頑張って勉強してさっさと卒業して医師として最前線に立ち、日本の医学界のために最善を尽くすことです。私もこれから共通一次の勉強をスタートし、みなさまのために頑張りたいと思います。みなさんも頑張りましょう。合掌。