ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

やっすい入浴剤

お風呂に入るときにはだいたい入浴剤を入れます。あまりこだわりもないので、ドラッグストアでバブの横に置いてある、どこが作っているのかさっぱりわからない「やっすい入浴剤」なんかを買うことが多々あります。バブって意外と高いんですよ。1錠で100円ぐらいするわけです。そんなもんをお湯に溶かしてしまうというのは思いっきり成金ではないでしょうか。暗くてお靴がわからないわと言っているご婦人の横でお札を燃やして「どうだ、明るくなったろう」と言っている成金と同じです。100円をお湯に溶かして「どうだ、いい湯になったろう」と言うようなもので、それはそれで炭酸の力で疲労回復ができたり、よい香りでリラクゼーション効果が期待できたりと素晴らしいことではあるのですが、やはり1錠100円ぐらいするという事実に対して、ああ成金だ……と思わずにはいられないのです。

f:id:make_usagi:20201214210218j:plain

もちろん、バブを買うこともあります。清水の舞台から飛び降りるつもりでバブを買って、清水の舞台から飛び降りるつもりで風呂に入れ、清水の舞台から飛び降りるつもりでお風呂に入るのです。何回、清水の舞台から飛び降りたら気がすむんだろうと思われるかもしれませんが、1錠100円というのはそれぐらいのパワーがあるのです。

さて、話がどっかに行ってしまいました。やっすい入浴剤の話がしたかったのです。やっすい入浴剤は「ゆずの香り」「バラの香り」「ラベンダーの香り」「森の香り」といった、わかりやすい香りで構成されています。間違ってもらっては困るのですが「バラの香り」は英語で言うところのローズの香りです。バラ肉の香りではありません。ロース肉でもありません。漢字で書いたら「薔薇の香り」です。 それはそこそこいい香りがするのですが問題は「森の香り」です。よくよく考えてみると「森の香り」って何?ってなるわけです。とりあえず入れてみました。ホームセンターの材木売り場の香りでした。森の香りというよりも、森の成れの果ての香りなのです。ただ、香りにやや問題はあるものの、やっすい入浴剤でも十分温まります。合掌。