大阪府警のサイトに「落とし物公開情報」というページがあります。落とし物をしてしまったときに便利そうではあるのですが、個人情報に配慮をしているのか、サーバーの容量の問題なのか、落とし物の画像もありませんし、拾得場所も「大阪市阿倍野区 路上」としか書かれておらず、めっちょこ大ざっぱなので、どう使ってよいやら謎なところも多いです。
とはいえ、人の落とし物に興味がないといえばウソになります。もっと言うと、興味津々です。どんな落とし物があるのだろうかとワクワクするのです。
例えば、このような落とし物はいかがでしょうか。
茶色の紙袋、花束、手紙
娘の披露宴の帰りにお父さんがついうっかり忘れてしまったのかもしれません。「お父さん、いままで育ててくれてありがとう。私はとても幸せでした。これからはもっと幸せになります。」みたいな心打たれる文章が書かれている手紙をつい、うっかり。
他にも、いろいろとあります。
キャリーバッグ、注射器、注射器、覚せい剤、注射器、衣類
ズバッと書いちゃっています。これは絶対に落とし主が現れない落とし物です。「すいませ〜ん、落とし物が届いていませんか？」「中には何が入っていますか？」「注射器、注射器、覚せい剤、注射器、衣類です。」「はい、逮捕。」とならないわけがない。
緑色の封筒、チャック付ポリ袋入り白色結晶、注射器
これはやんわりとオブラートに包まれていますが、 ほぼ間違いなく覚せい剤です。大阪には覚せい剤と注射器を落としてしまううっかりさんが多いようです。
黒色の手提げ紙袋、レトルトカレー、手袋、注射器、注射針
覚せい剤では飽き足らないのか、レトルトカレーを直接血管に注入してトリップする人もいるようです。「スパイスが！直接心臓に！刺激が！うわぉー！」みたいな感じになるのかもしれません。しかも、モノはレトルトカレーですから合法です。大阪にも頭の良い人がいるのです。しかし、頭が良いわりには大事なレトルトカレーを落としてしまうんだから、うっかりさんでもあります。
とりあえず、物を落とさないようにしましょう。特に覚せい剤。合掌。
