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祝祭感を抑える

もはや誰が言ったのかも覚えていませんが、今度のオリンピックは例のウイルス感染を広げないためにも「祝祭感を抑えなければならない」そうなのです。

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突然、祝祭感を抑えると言われてもどのようにすればよいのかさっぱりわかりません。無い頭を搾りに搾って搾りたての知恵をご披露させて頂ければ幸いです。

とりあえず、アナウンスは抑揚をできるだけ抑えて、わくわくさせたりすることのないようにしなければいけないと思うのです。そこで、イメージするのが告別式なんかでよく聞く女性のアナウンス。

弔電なんかを読むときの、あの何ともいえない感じ。「逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。」「ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、 故人のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。」淡々と、そして抑えめなトーンでややゆっくりめに読み上げるのです。

とりあえず、祝祭感を抑えることができそうです。

そして、選手が入ってくるときには、「選手が入場されます。皆様、合掌にてお迎えください。」選手が入場を終えたところで「合掌お直りください。」とアナウンス。そして、祝祭感を抑えるために、なんとも悲しい感じの音楽を流します。

競技が始まったところで「ただいまより焼香に入ります。前の方から順番にお進みいただき、焼香が終わりましたらお席にお戻りください」と伝え、競技中にお焼香をしてもらいます。祝祭感を抑えるためでもありますが、大声も出せない、騒ぐのもご法度、となればお焼香でもして応援してもらうぐらいはよいかと思うのです。選手も観客のお焼香を見て「応援してもらっている!」と思って力が入るに違いありません。外国人の選手は「何してんの?」かもしれませんが、そういうときは「お・も・て・な・し♡」と言えば丸く収まります。

もちろん、競技が終わって、選手も出棺し、観客に出てもらう際には「本日はご臨席いただきまして誠にありがとうございました」で締めくくりましょう。これで大丈夫。合掌。