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私を甲子園に連れてって

さて、もうすぐ全国高校野球選手権大会が始まります。令和のヤングメンたちは知らないかもしれませんが、昔『タッチ』という漫画がありまして、そのヒロインである浅倉南が主人公に対して「私を甲子園に連れてって」と言ったのはとても有名だったりします。

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……騙されてはいけません。浅倉南はそんなことを言っていません。「甲子園つれてって。」 と言っているのです。ちなみに「私を甲子園に連れてって」というのは、野球ゲームのタイトルです。もちろん、さっきぺろぺろっと調べただけの付け焼き刃の知識です。忘れても何ら差し支えありません。

「甲子園つれてって。」

この言葉はフランス語が母語である私にとって、とても理解が難しいものです。「甲子園つれてって。」と言われたら、「はいはい。じゃあ天王寺から御堂筋線に乗って梅田まで行って、そっから阪神電車に乗り換えて……」と口に出してしまいそうです。もちろん、そうじゃありません。天王寺から甲子園に行くには大阪環状線に乗って西九条で乗り換えて、阪神電車に乗り、尼崎でもう一度乗り換えるというルートのほうが早かったりします。御堂筋線を使うにしても、なんばから阪神電車に乗り換えるというルートもあります。梅田まで行くのは遠回りになりますが、乗り換えが1回で済むこと、阪神電車は始発駅から乗れるので座れる確率が高いというメリットがありますから、どのようなルートを通るかはその人次第でしょう。

話がややこしくなってきたので整理しますと、「甲子園つれてって。」と言われて、物理的にほいほいと甲子園まで一緒に行くのは、この場合は正解ではありません。高校生になって、野球部員となり、レギュラーとして活躍したうえで、全国高校野球選手権大会に出場することが正解なのです。日本語めちょんこ難しいね。

とはいえ、私はすでに高等学校は卒業した身であり、今更野球をするような年齢でもありませんし、ぶっちゃけ暑いので炎天下の甲子園なんて行きたくもありません。もっと言うと、全国高校野球選手権大会のせいで関西ではプリキュアが見れなくなるから「甲子園つれてって。」なんて言われた暁には「なめとったらアカンぞ、コラ!ちゃあっそ、ワレ!」と恫喝してしまうかもしれません。気をつけます。合掌。