細かいことは省きますが、細かいことを省いてしまうと何も残らないのです。というのも、大きなことはできませんが、細かなことからコツコツとがぐわぐわ団の教えであり、細かなことをきちんとしてきたからこそ、今のぐわぐわ団があるのです。
つまり、細かいことを省いてしまうと、何も残らないのです。大きなことをしているわけではない以上、細かいことで勝負をしなければいけない。これは競争社会の中で弱くて小さいものが生き残るための知恵なのです。
こういう勝負論的な話はいろんなのがありますが、有名なものが「ランチェスター戦略」と言って、経営の方法なんかの話のときによく聞きます。中小企業が大企業に勝つためにはどうすればよいか、その答えが「ランチェスター戦略」にあるのです。
細かいことは省きますが、ざっくり説明すると「まぁ頑張れ」ということです。頑張らないで中小企業が大企業に勝てるかというとそんなことはありません。かといって頑張ったところで勝てるかどうかはわかりません。じゃあ頑張ったほうがええやん、という話なのです。実際の「ランチェスター戦略」の解説書なんかにはこんなことは何一つ書いていませんが、細かいことは省いているので仕方がありません。
細かいことは省きますが、このように細かいことを省いてしまうと、わけがわからなくなることがほとんどです。しかし、ざっくりと大きく説明をすると時に「わかりやすい！」と目をキラキラと輝かせてくれる人たちがいます。そういう人たちを「信者」とよび、信者を集めることで「儲け」につながるのです。なんかめっちょこ上手いこと言ったような気になりましたが、これは昔から言われていることであり、披露宴で嫌がられる「三つの袋」の逸話みたいなものです。
これまた細かいことは省きますが、三つの袋のうちのひとつを「金玉袋」にすると、披露宴を台無しにしたということで新郎新婦から損害賠償請求をされる可能性もあります。世知辛い世の中ではありますが、前を向いて生きていきましょう。合掌。
