♪手のひらを太陽にすかしてみれば 真っ赤に流れる僕の血液
という歌がありますが、そもそも太陽を手のひらですかしてみるという行為は非常に目玉にとって危険が危なくてダメな行為ですからオススメしません。失明してもいいというのか。ダメに決まっておろう。というわけで、あの歌はダメ歌なのです。タイトル忘れた。
もっと言うと、手のひらを太陽にすかしてみたところで真っ赤に流れる血液が見えるとも限りません。それは血液中にヘモグロビンがたくさんある人であれば真っ赤になるだけの話であって、葉緑素がたくさんある人の場合は緑色になります。光合成しているわけですから当然のことです。「せんせい!僕の手のひらは緑色に見えるよ!」と無邪気な子どもの一言でいじめが発生する可能性、失明する可能性、子どもが植物である可能性、いろいろな可能性が出てきてしまってモニョモニョしますので、まず大切なのは手のひらを太陽にすかさないことです。
あの歌はたしか、ミミズだって、オケラだって、アメンボだって、生きているんだとか何とか続いていたはずですが、それすら本当に生きているのかどうかは脈をとったり、瞳孔がきちんと開いたり閉じたりするかどうかで確認しなくてはならず、一様に「生きているんだ」とか言ってよいはずがありません。死んでいたらどうするのでしょう。生命体である以上、いつか命は尽きるのです。生きているんだと断定することができるはずがないのです。もしかしたら、歌った声の音波がアメンボの急所を直撃してお亡くなりになる可能性だってゼロではありません。
もっともっと言うと、最後に「♪友だちなんだ〜」と突然抽象的な関係性をあたかも当然のように歌ってくるわけですが、もはや呆れてしまって言葉も出ません。友だちかどうかを決めるためには双方の同意が必要です。ミミズ、オケラ、アメンボ、各々に友だちかどうかの同意は得たのでしょうか。同意なしに勝手に「俺たち友だちだもんな!」というのはもはや暴力であり、許されることではありません。
ということですので、私は光合成を頑張りたいと思います。合掌。