ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

得られることがない

やままさんが『「得られるものがないコミュニティ」の魅力』について語られています。

www.yamama48.com

当ブログには「読者に役立つ情報を提供する意図」がなくて至極申し訳ない限りでございますが、ブログに限らず、「有益な情報=価値がある」というのが、世間での一般的な捉え方ではないでしょうか。

一般的なのかどうかはわかりませんが、とにかく有益な情報を提供する気がさらさらないブログを書き続けている人がいます。私です。

有益な情報を書き続けていたら、おそらくぐわぐわ団は一週間ももたずに更新が止まり、円安が進み、日本の経済が崩壊し、サンタクロースが父親であることがバレ、世の中のカセットテープがでろんでろんに伸びて使えなくなり、世界は闇に包まれることでしょう。

ていうか、役に立つことってそんなにありません。大正生まれの私ですら人に誇れるものはほとんどありませんし、喜んで聞いてもらえる鉄板ネタなどほとんどありません。一方で役に立たないことはアホほど頭に浮かびます。スペシウム工船のコトについて言及しているブログなど世界どこを探してもぐわぐわ団ぐらいのものでしょう、知らんけど。

www.gw2.biz

ただ、役に立たないから読む価値がないかといえば違います。私の考えとしては、役に立たないけれども読みたい文章を書いているつもりです。役に立たないというのは素晴らしいことで、人はそれを娯楽と言って楽しんでいます。私自身、役に立たないことを書くのが娯楽であり、後で読み返すのが娯楽であって、読者のみなさんにとってもそのように受け取ってもらえたらいいなと思っています。疲れてめちょんこしんどい時に「太陽フレア発生による地球への影響について」という小難しい話を延々と聞かされたら余計にしんどいはずです。

でも、「太陽フレア発生による桂春團治への影響について」なら読んでみたいと思いませんか。思わないですよね。実に残念です。合掌。