10代の頃に天下一品のラーメンを食べたとき「これは毎日でも食べたい！」と思っていました。にんにくを追加でガンガンにぶっ込み、浴びるように食べました。それから幾星霜、華麗なる加齢により、こってりスープを毎日食べたら絶対に死ぬというぐらいにまで自分自身が衰えてしまい、本当に体調の万全な日に限り、にんにくの追加などせず、半年に一度程度、恐る恐る食べるぐらいが関の山となってしまいました。若人よ、天下一品のラーメンは若いうちに腹一杯食べておくがよい。
とまぁ、与太話はほどほどにして、久しぶりに天下一品に行ってきました。前から「こってりスープに漬け込んだこってり唐揚げ」という素晴らしいものがあると聞いており、こってり唐揚げも食べたいけれど、こってりスープも堪能したいという、まぁ今の私には贅沢が過ぎる欲望を満たすべく、こってり唐揚げ入りこってりラーメンを注文したのです。もちろん、スープ追加（＋110円）も忘れてはいけません。このスープ追加は天一に来たときはデフォです。入湯税みたいなものですから、今までそんなことしたことがないという方は是非ともスープ追加を頼みましょう。満足度が格段に変わります。
そして、こってり唐揚げですが、こってりスープの中に浸されていることから、すでにこってりなのに、肉汁の中からもこってりが漂うという、ダブルこってりズムに脳天が破裂してしまうかと思いました。あまりの美味さに唇を少しやけどしたぐらいです。ええ年してがっついたらあかんなと思いました。
しかも、今回は細麺で注文したので、こってりスープの絡み具合がこれまたすごくて、美味しいのですが、やはり普通の麺のほうがよいのではないかと思ったり、思わなかったり。もはや天下一品のラーメンはラーメンというカテゴリーで考えてはいけない、オンリーワンな食べ物だと言えるでしょう。そんな歌を森くん率いるSMAPが歌っていたような気がしますが気にしてはいけません。合掌。
