かなり前のことなのですが、お風呂場のシャワーを引っ掛けるための金具のネジがみょんみょんに緩みまくってしまい、シャワーを引っ掛けようとしてもみょんみょんになってしまってどうしたものかと考えたものの、よいアイデアも出ず、とりあえず100均に売っていた適当なシャワーを引っ掛けるための何かみたいなのを買ってきて使っていたのですが、タイルに吸盤でくっつけるだけなので、やはり時間が経つとドバン！という音とともにシャワーが落ちてしまいます。本来なら大家さんに「お風呂場のシャワーの引っ掛ける金属がみよんみょんで……」と相談に行けばよい話ですが、残念ながら私はそんな勇気がありません。アンパンマンは愛と勇気だけが友達だと歌っていますが、私にはその勇気すらもないのです。実に残念なことです。
仕方がないので自分でどうにかするべと思って幾星霜、ある日ホムセンをぷらぷらしてたらめちょんこ良いモノを見つけたのです。それがこちら。
ネジ穴補修キットです。薄い金属の板が入っています。これをネジ穴に突っ込んでからネジを絞めるとキューっと締まって良い感じになるらしいのです。こんなもんでうまいこといくハズないやろと半ばやけっぱちで臨んだところ、これがまぁものすごくものすごい代物で、がっつりネジがビシッと締まってみよんみょんだったシャワーを引っ掛ける金具までもがビシッと固定されて長年の懸念事項が払拭された次第です。
ただ、金具がビシッとしたので気を良くしていたのですが、先日相方から「シャワーがあさっての方向を向くけどどうして？」と言われて、そう言えば私もシャワーを使う時、お湯を強く出すとシャワーヘッドが思いっきりむち打ちみたいにガクンってなって上のほうにお湯がぶわーっと出てしまうので、そろそろとお湯を出していたのでした。
どうしてだろうねぇと金具をしげしげと眺めていたのですが、もしかしたら上下逆につけていたのかもしれないと思い、ドライバーを使って、改めて金具を上下さかさまにして取り付けてみたところ、シャワーくんはむち打ちにもならずに元気にお湯を吐くようになったのです。実にめでたい。
ちなみに、このネジ穴補修キットは石膏ボードに無理にネジを打ち込むときにも活躍してくれました。一体私は何をしているのでしょう。よくわかりませんね。合掌。
