ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

シュークリームとは Part2

みなさん、何か勘違いをされていらっしゃいませんでしょうか。

シュークリームって聞くと、靴にべちょべちょと塗りたくるクリームを思い浮かべる人がいるかもしれません。それはある意味正しいことです。次第点をあげましょう。

しかし、シュークリームというのは小麦粉を焼いて作った皮にカスタードクリームやら生クリームやらをぶち込んだお菓子だったりすることもあるのです。シューはフランス語のキャベツの意味です。そして、クリームは英語。シュークリームとは日本独自の言葉で、本場のフランス語ではあのお菓子のことを「シュー・ア・ラ・クレーム」と言います。

つまり、「シュー・ア・ラ・クリームを買ってきて」と言うならまだしも、「シュークリームを買ってきて」と召使いにお願いすると、靴のクリームを買ってくることもあれば、お菓子を買ってくる可能性もあるということです。これは大変恐ろしいことです。あなたが靴で、靴のクリームを塗らないと死ぬことになってしまい、召使いに急いでシュークリームを買ってくるよう命じたところで、召使いが「ご主人様は甘くて美味しいお菓子が食べたいのだ」と思い込んで、ビアードパパやら、洋菓子のヒロタ、アンリ・シャルパンティエでお菓子のシュークリームを買ってくる可能性がないこともないのです。アンリ・シャルパンティエの文字の中に含まれている「パンティ」に興奮しないでください、不謹慎です。

召使いに恨まれていると、わざと違うシュークリームを買ってこられるかもしれません。ご主人様は靴用クリームを塗らないと死ぬ病だとわかっているのに、スーパーで安売りしているお菓子のシュークリームを買ってくるかもしれないのです。そうなると大変です。あなたはお菓子のシュークリーム塗りたくらなければ死んでしまってご臨終です。あんなもの、美味しいのです。変な匂いのする靴用のクリームを塗りたかったというのに、口の中が幸せになってとろける気持ちになるシュークリームを食べねばならないのです。そして、あなたを恨んでいる召使いは、あなたがシュークリームを食べている様子をひっそりこっそり見つめながらニヨニヨしているのです。

人の恨みを買ってはいけません。召使いには十分な賃金と福利厚生、そして残業のない快適な職場環境を与えましょう。きちんと有給休暇も取得させましょう。合掌。