ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

学ぶ心

みなさんは学んでいますでしょうか。

政府はリスキリングといういかがわしい英語で学び直しを推奨していますが、リスキリングなどと言う輩に対して、きちんとした日本語を学ぶべきであると考えます。これは以前にも述べました。とにかく、なんでもかんでも英語にしたらよいというものではありません。

「リスク」という言葉を危険なものと認識している人が多いのも、なんでもかんでも英語にしたがるからややこしくなるのです。リスクとは「振れ幅」のことであり、善悪は関係ありませんし、危険か安全かも関係ありません。いわば、偏差のことでしかないのです。みなさんも偏差といえば「ああ、そうか」と納得できるでしょう。しかしながら、偏差値という言葉になると、これまたへんてこな意味がついてまわるので始末に負えません。

偏差値が高い=賢い、偏差値が低い=アホみたいに思っている人がたくさんいるのは事実です。しかし、偏差値というのはあくまでも母集団の平均から自分がどれだけ離れているのかを示す数値でしかなく、賢さやアホさを示す数字ではありません。標準点を取れば偏差値が50となり、それ以上点数を取れば偏差値は上がりますし、それ以下の点数しか取れなければ偏差値は下がります。ただし、母集団が常に一定の学力とは限りません。東大生全員を集めてテストをすれば、偏差値50の東大生もいれば、偏差値25の東大生も存在することになります。東大生だから偏差値75なんて考えていたら、それは理解が足りないということになります。

このように、世の中にはまだまだいろいろなことが歪められているのです。世の中に正解なんてのはありませんが、少なくとも言葉の本質をつかむことで正しく知ることはできるはずなのです。学ぶ心を持てというのはつまり、正しく知るということなのです。

と、偉そうに色々と書いておりますが、適当に思いつきで書いただけなのでぐわぐわ団に書いてあることを信用してはいけません。なんとなく指が動くままに書いただけですので、本当に上の文章を読んで「そうなのか!」などと思わないでもらえれば幸いです。合掌。