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0才というのは何だろう

生まれてきたばかりの赤子が0才というのは当然のことのように思われていますが、ゼロというのは「無」であり、何もないということになります。すでにこの世に生を受けて人生1年目という1人の人間に対して「お前はゼロだ!無だ!」と言い放つのは大人気ないのではないでしょうか。

日本では小学校は1年生からはじまり6年生まであります。大学は1年生から4年生、関西では1回生から4回生というヘンテコな言い回しをするようですが、フランス人の私には関係ありません。暦も1月1日から始まります。0月0日なんて聞いたことがありません。時間には0時があると言われる方もおられるかもしれませんが、0時は12時なのです。本当は12時であり、12時と言ったほうがしっくりくると思いませんか。

仕事を始めても、新入社員は入社1年目であり、0年目と言われることはありません。一丁前に1年目なのです。ここでインターンとか内定をもらったとか、ややこしいことを言う子は先生は好きではありません。とはいえ、入社前であればインターンであろうが、内定をもらっていようが、まだ社員ではないのでゼロでもないというのが本音でしょう。あくまでも入社して初めて社員であり、1年目、1年生として迎えられるのです。ようこそ、ブラック企業へ。

とにかく、赤子とはいえ基本的人権を保障されたひとりの人間である以上、ゼロなどと言ってはいけないのではないでしょうか。「うちの子、まだ0才なのよ。やぁね〜」なんて言っている親どもは全員片道ビンタをぶちかますぐらいしてもよいのです。

と、このようにいろいろとぶつぶつ文句を言ってしまいましたが、もともと日本は数え年という考え方があり、生まれた子は1才としていたのです。しかし、アメリカに負け、GHQの支配の影響から西洋かぶれが始まり、数え年という考え方は廃れていってしまいました。実に嘆かわしいことです。いまこそ、数え年を復活させるべきです。しかし、そんなことをすると私は1才年齢が上がってしまうのでイヤだ。合掌。