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英断について

時に人は英断をしなければいけません。

英国の正式名称はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国と言いまして、この英国を断つというのはすなわち「グレートブリテン王国」と「北アイルランド連合王国」に分断することに他なりません。ここで問題となるのが王をどうするのかという問題です。現在の英国王はチャールズ3世ですが、チャールズ3世を真っ二つにするしかありません。上半身、下半身でぶった斬るか、右半身、左半身でぶった斬るか、肉体と精神でぶった斬るか、どちらにしてもぶった斬るしかありません。チャールズ3世がそれを望むかどうかという問題もあります。「ぶった斬らないでくれぃ!」とチャールズ3世が仰るのであれば、それはチャールズ3世の意志を尊重しなければいけません。また、真っ二つにしたところで、チャールズ3世の半分をチャールズ1.5世の二人にするのか、チャールズ3世(甲)とチャールズ3世(乙)とするのか、呼称の問題も新たに発生します。

このように考えると、英断というのはとても難しいものだと言わざるをえません。王がいないフランスであれば、仏断はそんなに難しくはありません。マクロン大統領をぶった斬っても、片方に仏壇を置いておけば済む話です。そんなことより、フランスをどう分けるかのほうが問題の根が深いと言えるでしょう。フランスというのは広大であり、かつどこで分けたらよいのか皆目見当がつかないのです。パリを中心とした北フランス、マルセイユを中心とした南フランスで分けるのが大筋で合意できる内容かなとは思うのですが、そうなるとリヨンやボルドーをどちらに入れるかで揉めに揉めることでしょう。仏断もまことに難しい問題と言えるでしょう。

このように考えると、北緯38度線でぶった斬った朝鮮半島はある意味成功した朝断と言えなくもありませんが、これはこれであんまり下手な物言いをすると炎上する案件ですので、これ以上は差し控えさせていただきます。頑張りましょう。合掌。