みなさんは肉芽腫をご存知でしょうか。骨肉腫のようなエゲツないモノではございませんのでご安心ください。とはいえ、肉芽腫にやられると大変なのです。
つい先日のことです。足の親指の爪を何の気なしに切っていたときのことです。上手く切ることができずについつい深爪をしてしまいました。そして、その日の深夜におトイレで足に力を入れたら足が血まみれになり、なんじゃこりゃあ!と松田優作ばりに驚きました。
その日は「困ったもんだ」と思って足を洗った後に絆創膏を貼って様子見。次の日に見ると、足の親指がおかしな事になっていて、グロいので細かく書くのは差し控えますが、爪の横がぷっくりと膨らんでいて明らかにおかしいのです。この時は知らなかったのですが、爪の横のぷっくりが肉芽腫と言われるモノでした。ぎゃー。
そして、どうにかならんもんかと試行錯誤すること数日、家にある塗り薬を試したり、ハイドロコロイド絆創膏を試したり、いろいろするもののぶっちゃけ悪化するばかり。数日後には温泉旅行の予定も控えていたため、意を決してお医者さんのところに。
以前も書いたかもしれませんが、皮膚科にはよい思い出がなく、子どもの頃に水イボができて、皮膚科に連れて行かれてぎゅうぎゅうに絞られてぎゃーと叫んで泣きながら帰って、そしたら今度は全身に水イボみたいなのがでてきて、調べてみると水ぼうそうだったことがあったのです。もしかしてその皮膚科の先生は水イボだと思って水ぼうそうのデキモノを絞ってつぶして私を泣かせていたのではないか説が浮上して以来、ぶっちゃけ皮膚科は苦手なのです。
とはいえ、仕方がないのでお医者さんに行ってみると、残念そうな顔をして「これねぇ、長くかかるよぉ……」と言われまして、お薬をもらって、日々のケアの方法を教えてもらって、深爪はしないようにと諭されておしまい。そして最後に「湯船に患部をつけないように」と言われ、さすがに数日後に温泉旅行に行く私にそれは死刑宣告ではないかと思いましたが、もはや旅行代金も支払っていますし、キャンセルしようもんならキャンセル料もがっつりかかるので「温泉旅行に行くんですけど……」と言うのはやめて、それだけは聞かなかったことにしました。
ちなみに、旅行中は温泉に浸かりながら「湯治じゃ!湯治じゃ!」と言って積極的に患部を温泉につけていたことはお医者さんには内緒です。合掌。