水虫に悩まされている方はたくさんいらっしゃると聞きます。どのぐらいの方が水虫で悩んでいるのかというと、日本人の5人に1人が水虫だそうです。だからといって、日本人しか水虫にかかっていないかというとそういうわけではなく、私の手元にあるデータでは日本人とオモンモン人のデータしかないからです。オモンモン人は人数が少ないので参考になりませんが、落語家であるジャンボが唯一の水虫患者です。
とはいえ、水虫というのはきちんと治療すれば治りますので、水虫で悩むのであればまずは皮膚科に行きましょう。ただ、ここから先は私のびっくりするほどの私の偏見ですが、皮膚科のお医者さんってなんか頼りないのです。今まで、良い皮膚科の先生に巡り合わなかっただけだと思うのですが、とにかく頼りないのです。脳外科だとか心臓外科と違って生命に直結しないだけに、開業医で皮膚科をしているお医者さんというのは何となく緊張感がないというか、親が医者でどうにかこうにか医大を卒業して、でも脳外科やら心臓外科というバチスタ手術でえいや!どやさ!みたいな世界とは無縁の世界で生きていらっしゃるからか、なんとなくぽよんとしているっぽくてもんにょり感がぬぐえないのです。間違いなく偏見です。
私が子どもの頃の話です。身体に水疱のようなものができて、親が皮膚科に連れていってくれました。「水いぼですね、つぶしましょう」とか言って、めっちょこ痛いのにぎゅうぎゅうに水疱を搾って荒い治療をガンガンにされて本当に泣きそうになりました。しかし、水疱はぽつぽつ出続けるしおかしいなぁと思って内科に行ったら「水ぼうそうですね」と言われて「ちょっと待てやコラ!あの皮膚科、医療事故やないか!」と今なら大騒ぎするような経験をしたことがあります。
大人になってからも背中がかゆくて仕方がなくて、なんかデキモノがポツポツできているので仕事帰りに皮膚科に言って診てもらったら「うーん……わからないですねぇ……お薬出しておきますから塗ってください」と真顔で言われたことがあります。わからないのに薬も治療もあるか!と大騒ぎしそうになりましたが、とりあえずお薬をもらって帰りました。結局、治らないまま今に至ります。そうそう、水虫がひどくなるとお湯虫になるからお気をつけください。合掌。