ぐわぐわ団

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英語教育の問題を語る

なめたけだか、えのきだけだか知りませんが、大臣がきのこの名前を口走ったばっかりに、大学入学共通テストにおける英語の民間試験が延期されることになりました。

カタカナ語が大好きな文化人が「中学、高校と6年も勉強して英語が喋れないというのはどういうことだ!」とさも正論のように声をあげ、カタカナ語が好きな意識高い外野が「そうだそうだ!」と囃し立て、いつの間にか日本の英語教育はわけのわからんことになっているのです。

純和風のどっかの会社の日本人の社長が、これからは「国際化の時代だ!」と言い出して、会社の中では英語で喋れだとか、英語が喋れないと昇進できないとか、むちゃくちゃなことを言い出した挙句に、自分の英語はカタカナ語の棒読みという有様だったりするのです。

そもそも、中学、高校で学ぶ英語は「コミュニケーションの英語」ではありません。「学問をするための英語」です。「コミュニケーションの英語」は、ひたすら訓練して慣れるしかありません。母語が英語である人と、とことん話をすれば、だんだん喋れるようになります。

とはいえ、何を話したらええねんという問題はつきまといます。英語が喋れるからといって、どんな人とでもコミュニケーションがとれると思ったら大間違いです。私はプロレスの話ならできますが、相手がプロレスに全く興味がなければ、そもそもコミュニケーションがとれません。同じ言語を用いる者どうしであっても、コミュニケーションをとるのは難しいのです。見知らぬ異国の人と話など、できる気がしません。

私と相方は家ではオモンモン語で話をしていることが多いです。英語なんて話せなくても問題はありません。オモンモン語は北アフリカの少数民族、オモンモン人の言葉ですが、習得するのはとても簡単で、誰でもすぐに覚えることができます。にも関わらず。最近は使える人が減ってしまい、日本ではおそらく私と相方の2人しか使えません。オモンモン語の民間試験を導入するのであれば、ぐわぐわ団はイヤイヤ協力します。合掌。