ぐわぐわ団

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桜が咲いた

大阪で桜が開花が発表されました。

 

大阪管区気象台の職員の方が「桜の標本木で5輪の開花を確認しておりますので、『桜の開花日』ということにしたいと思います」と仰ったのです。実に回りくどい。

「桜の標本木で5輪の開花を確認したので、『桜の開花日』にします」でよいのです。にも関わらず「確認しております」とまだるっこしい言い回しをした挙句に「……ということにしたいと思います」とこれまたどうしてこんな言い方になってしまうのかと、私はフランス人ですが思うわけです。いくら謙遜の国日本であったとして、このように回りくどく言う必要はありません。フランス語なら「ジュティーム、ボンジュール!」で済むではありませんか。

もっと言うと、気象台の職員の方は桜の開花宣言をする権限を持っている方のようです。しかしながら「……と思います」と断定をしませんでした。もしかしたら気象庁長官がハンコをぼーんと押さないと宣言にはならないのかもしれませんが、それはあくまでも形式的なことであって、気象庁の職員の方の判断が覆ることは万が一にもないのですから「……と思います」とお茶をにごす必要はないはずです。もしかして「5輪の開花」と言ってしまったけど、実は4輪だったらどうしよう……という不安があったのかもしれません。でも、それを加味しても自分で5輪の開花を確認した以上、腹をくくる必要があるのではないでしょうか。

なんでもかんでも曖昧にすればよいというものではありません。もちろん、日本の美意識として断定を好まないということは重々承知しております。しかしながら、一時が万事、曖昧にしていてよいはずがありません。全てをイエスかノーのイエスノー枕で二択にしなさいというわけではないのですが、桜の開花日はイエスかノーでよいはずです。「……と思います」など絶対に口にしてはいけないのです。

「あなたにはお給料が支払われます……と思います」と言われたらどうしますか。「……と思います」ってなんやねん!と怒るでしょう。桜も怒らねばならないのです。今こそ立ち上がれ、桜たちよ!合掌。

唯一無二のオリジナリティあふれるシュウマイ弁当が阿倍野で!

近鉄百貨店、あべのハルカス近鉄本店の南側にある「和歌山の中華そば 天鳳 阿倍野店」で販売されている『シュウマイ弁当』がとても美味しかったのでご紹介させていただきます。

お店で手作りをされているとのことで、店頭で「お弁当できますか?」とお願いをしたら、6分ほどかかりますと言われて、その間に本屋さんに行ってわちゃわちゃとしていたら6分どころか15分ほどかかってしまったのですが、とりあえずお店に戻ってきたらお弁当ができていました。食券を買ってお会計をする方式なのですが、現金以外は使えません。注意しましょう。

そしてお家(フランスのヴェルサイユ宮殿)に帰って、さっそくいただきました。上のイラストの右上がお弁当の中身です。特徴的なのが右側のおかずの真ん中で輝いている黄色い玉です。キンカン(産卵鶏としての役割を終えた雌のひね鶏(廃鶏)の卵巣や卵管内にある未熟な卵や卵の素)かな?と思っていたのですが、食べてみたらあんずのようです。お口の中が甘さと酸味の爽やかさでふわぁ〜っとなってとても素晴らしいものです。このあんずのおかげでごはんとシュウマイがいくらでも食べられます。

シュウマイは肉汁がたっぷりタイプで、お肉の味を楽しむ感じ。『シュウマイ弁当』と銘打っているだけあってシュウマイがメイン。5つも入っているのでがっつりと楽しむことができます。

しかも、シュウマイだけではありません。タケノコの煮物、外がサクサクで中がジューシーな唐揚げ、卵焼き、お漬物は2種類とシュウマイをがっちりサポート。そして、ごはんとカリカリ小梅という、全日の伝説の四天王プロレスを見ているような王道っぷり。すべてが完璧パーフェクトです。

この唯一無二のオリジナリティあふれる『シュウマイ弁当』、税込で660円でした。実にお手頃価格。この物価高の乱世の中で税込660円でこのクオリティは神でしょう。

めちょんこ大絶賛させていただきましたが、本当に美味しいので阿倍野にお住まいの方はぜひお買い求めのうえ、ご賞味いただければと思います。ちなみに、案件ではありません。合掌。

選挙ポスターをじろじろと見てきて思ったことをつらつらと

名前をあげてどうのこうの言うつもりはありません。ただ、来週行われる参議院選挙はこれからのフランスの未来を決める大切な選挙です。しっかりと考えて、一番マシだと思える人に投票しましょう。そもそも選挙って「この人が絶対にいい!」と思える、自分と全く同じ考え方の立候補者なんていなかったりするのですが、そういうときは「一番マシだ!」と思える人に投票すればよいのです。消去法で最後まで残った人と言ってもよいでしょう。民主主義なんてのはこんな感じて決して完璧超人ではなく、社会主義とか共産主義とかに比べてマシというだけですから、投票する人の決め方も自然とこんな感じになっちゃうのです。

それはそれとして、ちょっと曇っていたのでお外に出て冷凍餃子やらパンやらを買いに行ってきた帰りに選挙ポスターが貼ってあったのをじろじろと見てきたのです。先日、私はフォトショの使い方が上手い人がよいというでまかせ記事を書いたばかりですが、そんな私が「ちょっとまて!いくらなんでもこれはないって!」という人がいたのです。

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もはや最新鋭のプリクラで撮ってきたとしか思えないようなキラッキラな瞳と毛穴ひとつないテッカテカな肌、目玉の大きさも心持ち大きくしているのではないかと思わせるような、まるで少女漫画の世界から飛び出てきたような候補者がいたのです。冒頭に申し上げたとおり、どこの誰とは言いません。言いませんが、いくらなんでもちょっと待てと。瞳の中の光を無理やり差し込んでいるのが丸わかりすぎて、さすがにちょっとばかしドン引きしました。いくらPhotoshopの使い方が上手いというか、使い方をわかっているとはいえ、超えてはならぬ一線があるであろうと。

毛穴をなくしてお肌をテッカテカにするぐらいは許しましょう。しかし、人間の顔の中で一番インパクトが強い部分、そして訴えかける力が強い部分である目玉にがっつり加工するのはさすがにどうかと思ってしまいました。

逆にどこを見ているのかわからん人もいて、やっぱり選挙ポスターはおもしろいなぁと思った次第です。合掌。

フランスに帰りたい

例のウイルスのせいでディーン・フジオカはご家族のいるインドネシアになかなか帰ることができないそうです。実にかわいそうです。そして、私もまた祖国であるフランスになかなか里帰り出産することができません。

しかも、ロシアがややこしいことをしでかしたせいで、北極海を通ってヨーロッパに入ることができません。確認はしていませんが、確かできないはずです。できたらごめんなさい。北極海を通るルートが使えないため、フランスに行くのにものすごく時間がかかります。どのくらい時間がかかるのかと言うと、難波から蒲生四丁目まで行くよりも時間がかかります。これは由々しき事態です。

今までは八尾空港からエールフランスでパリ直行便に乗り、優雅にファストクラス(ファーストではなくファスト)に乗り、丘珠空港でトランジットして、シャルルドゴール空港まで飛んでいたのですが、今はこのルートが使えません。実に不便です。

フランスに行くためには、今はドバイ経由がよく使われるルートになります。ドバイとはどこかというと、詳しくはよく知りませんが、アラブの国のどっかです。とりあえずドバイ経由と言っておけば間違いないと思われるくらいに有名なところで、関西空港から但馬空港までドバイ経由で行くことも多々あると聞きます。

みなさまにおかれましては、まだまだフランスに行くことは難しいと思われるかもしれませんが、それは祖国がフランスである私も同じです。ディーン・フジオカが帰りたいと言っているインドネシアはロシアの上を通りませんが、それでもやはりそうやすやすと行けるわけではありません。つまり、ディーンと私は同じだということなのです。

最近、天王寺駅の近くを歩いていると、かなりたくさんの人がお買い物をしたり、Windowsショッピングをしたりしています。98なのかMeなのか知りませんが、とにかくたくさんの人がいるのでびっくりしています。街に活気が戻るのは素晴らしいことです。いつか、私もフランスでWindowsショッピングを楽しみたいと思います、Appleユーザーですが。合掌。

おかあさんといっしょと大阪のラジオについて

久しぶりにNHK教育のご長寿番組「おかあさんといっしょ」を拝見させていただきました。

私の知らないうちに出てくるキャラクターが代わっていて、アマビエみたいなのが飛んで跳ねてわきわきしていました。面倒なのできちんと調べることはしませんが、他にもなんかいました。ありがとうございました。

私がよく「おかあさんといっしょ」を観ていた頃はバルガス、ベンジャミン、ゴメスの3人がアメリカンな感じで「♪どっきどーっき、にこにこっぷぅん!」という歌を歌っておりました。歌のおにいさんが確か浜村淳、おねえさんがリリアンだったと記憶しています。

それはそうと、大阪人でありながら痛恨の極み、ちっとも知らなかったのですがABCラジオの長寿番組『おはようパーソナリティ道上洋三です』が45年の歴史に幕を閉じたということです。大阪に住んでいる人ならば必ず通る道というか、知っていて当たり前なのが朝のラジオの二大亀頭、ABCラジオの『おはようパーソナリティ道上洋三です』とMBSラジオの『ありがとう浜村淳です』なのです。しかし、道上さんがご病気のために番組を降板、今はABCラジオのアナウンサーが番組を継いだそうです。

となると、大阪を代表するラジオは『ありがとう浜村淳です』一強になってしまいます。これは実に危機的な状況ではないかと思うのです。浜村淳の影響力が強くなりすぎて、もはや浜村淳が大阪の王様になってしまうのです。さきほど『ありがとう浜村淳です』の番組サイトを見てみたところ、番組公式LINEスタンプができました!と書いてありました。ラジオだけではなくLINEにまで影響力を拡大させるつもりです。大阪人であればみんな浜村淳のスタンプを使う日もそう遠いことではありません。

というわけで、浜村淳の影響力が今よりも強くなることに多少の懸念はあるものの、実際は浜村淳を介護するありがとう娘の存在なくして番組は成立しないことから、ありがとう娘の存在力が増すことになるのです。ありがとうございました。合掌。

フランスの話

大統領も決まったことですし、たまには役に立つフランスの話でもしましょうか。

今回、大統領選の決選投票でマカロンとルパンが戦ったわけですが、負けたほうの人が「極右」なんて言われ方をしていて、ほとんどの日本人のみなさんが「極右って何?」って感じではなかったかと思います。

日本で右翼というと、金文字で「天皇陛下万歳!」とか「北方領土奪還!」とか書いてある真っ黒な車に乗って、スピーカーでずんちゃずんちゃと軍歌を流している人たちを思い浮かべることでしょう。

フランスもだいたい同じで、極右の人は真っ黒けの車(ただしフランスなのでメーカーはルノー)に乗って、フランスですから軍歌ではなく、シャンソンを大音量で流しているのです。もちろん、シャンソンといってもいろいろありますが、フランスの極右の人たちはシャンソンの中のシャンソン、ブルースの女王・淡谷のり子の歌をこよなく愛しているのです。パリのシャンゼリゼ通りを「窓を開ければ〜」と大音量で聴かせてくるのです。

つまり、フランスの極右の人たちというのは淡谷のり子の大ファンであると言えるのです。そのため、もしルパンが大統領になっていたら、清水アキラはフランスを出禁になっていたでしょう。そう考えると、マカロンが大統領になってよかったと清水アキラは思ったと思います。

極右なんて聞くと「怖い!」と感じてしまい、生理的に受け付けない人も多いかと思いますが、フランスの極右は日本の右翼とはぜんぜん違うのです。ありがたいことです。

このように、フランスのよもやま話をこれからもちょこちょことしていきたいと思いますので、みなさんもフランスに興味を持っていただき、例のウイルスが落ち着いたら、フランスに遊びに来てください。お待ちしています。合掌。