エレベーターの仕組み図です。
一番上でワイヤーをキリキリと巻き取っているわけではないのです。下手すりゃ何トンレベルの重さのかごを引っ張り上げるのはものすごくパワーが必要になります。もちろん、エレベーターはそんな力技で動かしているわけではございません。かごとほぼ同じ重さのつり合いおもりとで、重さのバランスを取っているのです。こうする事で、少ない力でもかごを上に下にと動かせるのです。
つり合いおもりですが、ガラス張りの外が見えるタイプのエレベーターの場合、見えることが多いです。外の景色を見ていたら、一瞬目の前が真っ暗になったりすることがありますが、それこそがつり合いおもりです。
さて、どうしてこのようなエレベーターの仕組みをお伝えしたかと言いますと、次から外の見えるタイプのエレベーターに乗るとき、必ずつり合いおもりを探してしまう呪いをかけるためです。つり合いおもりのことなんて、特に知る必要もないことなのですが、いざ知ってしまうと、つり合いおもりをついつい探してしまうようになります。
恐ろしい呪いを読者の方にかけてしまいました。