電車の中で化粧をすることはそんなに悪いことでしょうか。いろんな人が、いろんな立場で、いろんな意見を書いておられますが、ぐわぐわ団は電車の中で化粧をすることを全面的に支持します、オススメします、電車の中でどんどん化粧しましょう!という立場で、今から頑張って記事を書きます。もちろん、炎上なんかしないように先に書いておきますが、今から書くのは論理破綻した単なるネタ記事ですので、本気でぐわぐわ団にご意見するようなことはしないでください。さらっと流して、ちょっとニヨニヨしてもらえたら十分です。なんで前置きでこんなに長くなっているんだか。
いきなりですが、「5W1H」という言葉があります。「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように」という6つの要素をまとめた、情報伝達のポイントのことです。この「5W1H」をはっきりさせないと、間違った情報を相手に伝えてしまうことになりかねません。タイトルで「電車の中で化粧をすることをオススメします!」と書きましたが、この文章の中には「だれが、なぜ、どのように」という3つの要素がすっぽり抜け落ちています。特に重要なのが「だれが」です。あえてタイトルに「だれが」の要素を意図的に抜かして書いたのですが、お気づきになられましたでしょうか。
ほとんどの人が「女性」を思い浮かべたのではないでしょうか。違います。私は「電車の中で女性が化粧をすることをオススメ」したいわけではありません。電車の中で女性が化粧をする件に関しては様々な意見が飛び交っており、いまさらここで議論をしたいとは思いません。私は「電車の中で歌舞伎役者が化粧をすることをオススメ」したいのです。歌舞伎役者は、すっぴんで舞台に上がることはしません。必ず化粧をします。すっぴんだと目立たない普通のおっさんが、めっちょこ綺麗な女性に化けたり、隈取りの派手なキャラクターに変身したり、とにかく化粧をすることで全然違う人になるのです。歌舞伎における化粧とは、日本の誇るべき技術であり、伝統なのです。
そんな歌舞伎ですが、観る人はどんどん高齢化し、若い人が歌舞伎に入れあげているなんて話はほとんど聞きません。それは、歌舞伎を目にする機会がほとんどないからではないでしょうか。歌舞伎役者が電車の中で化粧をしたら、いやでも目立ちます。何だろう?と思っているうちに、どんどん普通のおっさんが違う人になっていく様子を目にすれば、歌舞伎に興味がわくのではないでしょうか。歌舞伎役者は移動の際の時間を有効利用できますし、世間一般の人が歌舞伎に興味をもつきっかけになります。いわば、一石二鳥なのです。
というわけで、ぐわぐわ団は「電車の中で歌舞伎役者が化粧をすることをオススメ」するのです。ご静聴ありがとうございました。合掌。