新今宮駅の北にあるどデカい空き地に高級リゾートホテルが建つという話題でもちきりになっています。この記事もご多聞の漏れず予約投稿であり、記事が投稿されるころには「そんな話あったっけ?」「星野リゾートじゃなくて、大隅リゾートの間違いだった。」「馬渕生活館の建て替えの話が回り回っておかしくなった。」という程度の与太話になっている可能性も否定できません。
撮りたてホヤホヤの建設予定地の写真です。
それはそうとしてこの案件、エイプリルフール用の記事のつもりが、広報担当者がうっかりリリースしてしまい、もはや後に引けなくなったのかもしれません。今なら気の早いエイプリルフールでしたと発表しても、大阪に住む人の百人中百人が「そりゃそうだ。」と納得して終わる話ではないかなと思います。
高級リゾートホテルの横に「権利・保証ナシ・日払可」と大きく書かれたアパートが目に入るというのはやっぱりどう考えてもどうかと思います。
建設予定地がもんにょり。そして、今でこそ、通天閣そびえる新世界も観光地っぽくなってきて、殺伐とした雰囲気もかなり和らいでいますが、もともとはエグい地域だったのです。デートで新世界に行くなんてありえなかったのです。若い女性は一人もいないし、どんよりしたおっさんがそこかしこでべろんべろんになって倒れているようなところだったのです。
そんなどんよりした新世界だったころ、私の所属していた大学のサークルが、とにかく安くお酒が飲めるという理由で、新世界で飲み会を開催するのです。何が何だかよくわからない日本酒らしきお酒を2合頼むと、なぜか1合おまけでついてくるお店で、もともとお酒に強くないのに、2合頼んだら1合ついてくるわけですから、そりゃあもうべろんべろんになるわけです。そしたら隣に座っていた「俺はもともと吉本の芸人だった!芸名はなんちゃらすずめだ!」と叫ぶ、素性の知れないおっさんに「お前はおもろいやっちゃ!」と見初められてしまい、「よっしゃ!酒奢ったる!」と言われて、2合お酒を奢ってもらったのですが、もちろんおまけで1合ついてくるわけです。奢られた以上、飲まないわけにもいかず、べろんべろんどころの騒ぎではなくなるのです。あの元吉本芸人は今、どうしているのでしょう。
話を戻しますが、JR新今宮駅から見える「権利・保証ナシ・日払可」と大きく書かれた看板を擁するアパート大隅は、かなりのぐわっとする物件ですので、大阪に来られた時にはぜひごらんください。
手慰みに作ってしまった画像です。合掌。