美味しいですよね、天ぷら。
しかし、みなさん天ぷらの「ぷら」とは何かを考えたことがあるでしょうか。私は1938年(昭和13年)満州国の首都新京(現:長春市)で生まれてから今までずーっと長い間生きてきて、今日はじめて「そういえば天ぷらのぷらって何だろう?」と思いを馳せてしまいました。もうちょっと他に考えることがあるだろうに、よりにもよって「ぷら」って何?という、どうでもいいことランキングでかなり上位に入るであろう問題に直面してしまったわけです。
とはいえ、Wikipediaやら何やらを読んだりして調べるのも面倒だし、検索しても答えが出るとは限りません。もっと言うと、別に知らなくても天ぷらを食べることに何ら支障をきたすことはないし、もしかして「ぷら」はプランクトンを意味しており、もともとはプランクトンをねっとりとつけて油で揚げていたなんてことだったら、それはそれでちょっとどころではなくかなりもんにょりしますから、知らないほうがよかった!と騒ぎ立ててしまうことでしょう。
世の中には知らないほうがよかったということが意外とたくさんあるのです。
例えば、相対性理論 E=M.C.ハマー という公式なんてのはアインシュタインが晩年「いやぁ、アレは知らないほうがよかったねぇ」と語ったという五輪真弓が残されています。
他にも、ど根性ガエルに出てくるのはゴリライモですし、キテレツ大百科に出てくるのはブタゴリラですが、こんなあだ名をつけたりするから近年では「あだ名をつけるのは禁止」みたいなことになってしまっているのです。渡辺くんは「なべさん」しか言いようがないというのにも関わらず「わたなべくん」と言わなくてはならないのです。実に難しい問題です。
話が途中でどっかにいってしまいましたが、天ぷらの「ぷら」はおそらくプラチナの「ぷら」ではないかと思うのです。なぜかというと、そんな気がするからです。間違いなく間違いでしょう。合掌。