ブリヂストンの社名は、創業者である石橋さんの名前を英語にしてストーンブリッジ、それをひっくり返してブリッジストーン、ブリヂストンとなったというのは、とても有名なお話です。他にも、カシオは樫尾さんだし、マツモトキヨシなんかはまんまだし、ジュンク堂は創業者・工藤淳さんの名前をひっくり返したものです。
ひっくり返すのが好きなのです、創業者というのは。
パナソニックも例外ではありません。創業者であるニック・パナソーさんの名前をひっくり返して、パナソニックとなったのも有名な話です。
……知りませんか?ニック・パナソーさん。経営の神様と言われたオランダ人。パナソニックを一代でここまで大きくしたすごい人です。どれだけすごいかと言うと、松下幸之助という人が、ニック・パナソーさんのことを聞かれた時に「それは誰や?」と聞き直したそうです。それぐらいすごい。
日本の家電業界を牽引し、パナソニックの前にパナソニックなく、パナソニックの後にパナソニックなしと言われたぐらいに、パナソニックはすごいんです。私の家のテレビもパナソニック製です。パソコンはアップルのiMacを使っていますし、スマホはiPhone7ですが、気持ちとしてはパナソニック製です。そこらじゅうのものがパナソニック製です。パナソニックでないものはないというぐらいにパナソニックだらけです。これは、ニック・パナソーさんの経営哲学である「水道哲学」によるものです。
「いわば水道の水のように、いい物を安くたくさんつくるということは、いつの時代でも大事なことやで」
いい物を安くたくさんつくる、そうすることでいい物が広く行き渡ることになり、みんなが幸せになるという考え方です。私たちが今、iPhoneを使って、Twitterをしたり、facebookをしたりしていますが、これらは全て、パナソニックが頑張ったからです。
パナソニックが頑張っていなければ、iPhoneもなければ、Twitterもなく、facebookも存在しない、しょーもない時代を生きることになっていたことでしょう。実名でネットするなんて怖くて、私自身はfacebookを使ったこともなければ、今後も使うことはないのですが、ウェイウェイしている人たちには素晴らしいツールであると思います。
私の本名を検索したら、どっかの町会議員で同姓同名がいることがわかってびっくりしたことがあります。町会議員で結構です。よろしくお願いします。合掌。