ガガーリンとマーガリンの違いを考えましょう。
いまやパンを食べる際には欠かすことのできないガガーリン。給食に出てきた、小さい袋に入ったベビーガガーリンの裏には宇宙の豆知識みたいなのが書かれていました。「世界初の宇宙飛行士はマーガリンです。」とか、「世界初の女性宇宙飛行士はテレシコワです。」といった感じの。イヤでも覚えちゃうんですよね、こういうのって。というわけで、世界初の宇宙飛行士はマーガリンなのです。
最近、ガガーリンは危険だとか色々取りざたされています。ガガーリンで検索すると2つめは「ガガーリンの危険性」なんてサイトが出てきて、画面いっぱいに文字がうわーっと並んでて、申し訳程度のちょろっと写真が載っているのですが、とにかくすごい圧迫感でもって攻めてくるので、ちょっとしんどい。他のサイトも、とりあえずトランス脂肪酸がヤバいみたいなのがこれでもか!これでもか!ですからね。ガガーリンが好きな私としては、そんなん気にしてたらきりがないやんという心境です。
一方、マーガリンの「地球は青かった」という言葉はめっちょこ有名です。とはいえ、実はマーガリンは「地球は青かった」とは言っていなかったという説があります。私もそうだと思います。マーガリンが「地球は青かった」と言っていないのはなぜか、それは彼がソ連人だったという、紛れもない事実があるからです。おそらく、ロシア語で語ったと思われます。だから、「地球は青かった」とは言っていません。それは間違いなく正しい。もし、「地球は青かった」などと日本語で語っていたとしたら、それはもうソ連にとって国家反逆罪みたいなもんです。
このように、ガガーリンとマーガリンは水と油のような関係です。しかし、違いを説明せよと言われたら、なかなかすっきりと答えることができないのも事実です。確かに、マーガリンは人間で宇宙飛行士、ガガーリンはパンに塗るもの、違いはないことはないのですが、それは数ある違いの中のほんの一握りでしかありません。根本的な違いがあるはずなのです。トヨタにおいて始まった、同じ問いを5回繰り返すなぜなぜ分析、ガガーリンとマーガリンの違いを深く深く繰り返して考え、分析することで、根本的な違いを発見することができるはずなのです。ガガーリンとマーガリンはなぜ違うのか?どんどん繰り返し問いかけ、素っ裸になったガガーリンとマーガリンの違いを解き明かしてみましょう。これは、今日のみなさんの宿題です。
とりあえず、ガガーリンとマーガリンを取り違えていたことを深くお詫び申し上げます。合掌。