ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

はたらいて、笑わねばならない

まずは、新幹線の車内を撮った様子をご覧ください。

Kindleで「東芝の悲劇」という、これまたもんにょりするような本を読んでいたのですが、視線を上にするたびにスティーブ・ウォズニアックが、どえらい笑顔で「はたらいて、笑おう。」と訴えかけてくるのです。働かずに笑えるのであれば万障繰り合わせて働かずに笑いたい私にとって「はたらいて、笑おう。」が目に入るたびに消耗してしまうのです。まだ労働で消耗しているのです。

今回は新幹線の車内が地獄八景だという話。

いろいろとややこしいので、上の図をご覧ください。

座席でいうと2Dのおっさんがマックスリクライニングしてました。新幹線のリクライニングはどれほどまで許容されるのか、一時期ネットでも話題になっていましたが、ここまでリクライニングできるんだ〜ってぐらいにリクライニングするのです。その後ろ、3Dの若きサラリーマンがテーブルを前に出してカツサンドを食べているのですが、マックスリクライニングな座席がかなり迫り出していて、なんだかちょっと食べにくそう。そんなの2Dのおっさんはおかまいなしで爆睡です。

どこまでリクライニングできるかなんてのは人それぞれ、常識で判断されるもので、わざわざ法律や規則で決めたりするもんではないと思いますし、私には実害がないのでただただニヨニヨしていたのですが、3Dの若きサラリーマンにとっては地獄であっただろうと思います。

とはいえ、私の右横、通路を挟んだ4Dのおっさんがたれの香りぶんぶんの焼き鳥をアテにビールを飲み始めました。めっちょこぶんぶん焼き鳥の香り。新幹線がいきなり鳥貴族。通路を挟んでいるのでまだ何とかなりましたが、匂いが強いものって閉鎖空間においては破壊力があります。551の豚まんなんか、新幹線で食べたらとんでもないことになるんじゃないかと思いました。大阪人として、551の豚まんは気をつけたいと思います。

あれ、めっちょこ美味しいから困るんだ。豚まんの匂いがしたら、全てを差し置いてでも食べたくなりますからねぇ。

それはそうと、新横浜を出て、次は名古屋まで止まりません。私の横、4Bに座っているサラリーマンはおつまみとビールでぐいぐいやっつけているわけですが、4Aの座席が空いたまま。新幹線の座席って結構きゅうきゅうなので4Aの座席が空いていたら、横に移動したほうが絶対にラクだと思うのですが、根がマジメなんでしょうね、移動するそぶりも見せず、手荷物をどかんと4Aの座席の上に置いて、自分自身は4Bから動きません。

「悪法もまた法なり……」

もしかしたら4Bのサラリーマンはソクラテスの生まれ変わりなのかもしれません。自分の席が決まっている以上、絶対に動いてはならないのです。名古屋まで、延々と静岡県が続くにも関わらず。忖度してもらいたいと思いましたがソクラテスなら仕方がありません。

私は私で、

メガシウマイ弁当で舌鼓を打っていました。どんどんどん。合掌。