ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

『ゼロの迎撃』を読みました

台風24号がすごい風でひよひよしています。みなさんも安全第一でお過ごしください。

そして、不要不急の外出をしないでお家で本を読んでいるのです。今日、読んだのは『ゼロの迎撃』という本。たろすけさんのブログで紹介されているのを見て、おもしろそうだし読んでみようと手に取ってみました。

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台風が直撃する東京が舞台の本なので、タイムリーといえばタイムリーです。

あらすじがどうのこうのというのは、ぜひたろすけさんのブログを読んで頂ければと思います。私の感想は、大阪検定の勉強をせねばならんという身でありながら、気がつけば一気に読みきってしまったという事実から察してもらえればと思います。

それよりも、やっぱり東京はズルいのです。地名がいちいちかっちょ良過ぎるというか、こういう小説は東京の地名でないとしっくりこないのです。小説の最後のほうで、清澄白河駅が舞台になるのですが、じっくりとご覧ください。

清澄白河駅

なんともオシャレだし、かっちょいいし、都会っぽさも感じられる駅名です。一方、大阪メトロで似たような駅名を探してみると、愕然とするのです。例えば、谷町線の漢字四文字駅を列挙してみましょう。千林大宮駅、関目高殿駅、駒川中野駅、そして喜連瓜破駅。実際に大阪に住んでいるせいか、どうしてもオシャレさも、かっちょよさも感じられません。

真下は彼に清澄白河駅の事務所と連絡を取るように命じた。

何のこともない、この地の文も「真下は彼に喜連瓜破駅の事務所と連絡を取るように命じた。」だと、途端にもんにょりしはじめるのです。

それはそれとして、シン・ゴジラでも感じたことですが、小説や映画で東京がエラいこっちゃになっても、なんとなく他人事のように感じてしまうのです。東京に馴染みがないから仕方がないといえば仕方がないのかもしれません。かといって「天神橋筋六丁目が!」とか「蒲生四丁目が!」みたいな話になると、ぞわぞわするに決まっています。東京に住んでいる人って、小説や映画を楽しむのも、いろいろ大変なのかもしれません。合掌。

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