ぐわぐわ団

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軽減税率問題に対して牛の立場から異論を唱える

来年の10月から消費税が10%になります。なるようです。ならないかもしれませんが、今のところはなるっぽいです。デフレだというのに、無理に消費税を上げたら消費が落ち込んで、トータルの税収がガタッと減って、何をしているんだかさっぱりわからないことになるような気がしてなりません。

しかも、軽減税率という、本気でわけのわからないことまでしようとしているし、どうしたもんかと思うのです。

軽減税率とは、食べ物と新聞は消費税8%のままにしましょうということです。ただし、食べ物も家で食べるもの限定で、という実にややこしいことになっています。ややこしいので、国税庁がQ&Aを作っているのですが、こんなん本気でするの?というぐらいにややこしいです。

問2 当社は、畜産業として肉用牛を販売していますが、生きている牛の販売は、軽減税率の適用対象となりますか。【平成29年1月改訂】

ドナドナではありませんが、お肉にするための牛さんの税金は8%か、それとも10%か、さあどっち?なのです。生きていようが、最後は食べるのです。それでは、国税庁の回答をご覧ください。

【答】 「食品」とは、人の飲用又は食用に供されるものをいいますが、肉用牛、食用豚、食鳥等の生きた家畜は、その販売の時点において、人の飲用又は食用に供されるものではないため、「食品」に該当せず、その販売は軽減税率の適用対象となりません(改正法附則 341一、 軽減通達2)。 なお、これらの家畜の枝肉は、人の飲用又は食用に供されるものであり、その販売は軽減税率の適用対象となります。

結論として、生きている間は10%で、お亡くなりになった後は8%になります。「命をいただく」をテーマに掲げているぐわぐわ団ですが、さすがに命を奪われたうえに税率を2%下げられたら、牛さんも浮かばれません。牛の立場から「それはちょっとおかしいんと違うか?」と異論を唱えずにはいられません。

もっとややこしい話をすると、水道水は消費税10%ですが、水道水をペットボトルに詰めて売ると消費税8%になります。実にややこしい。

ぐわぐわ団は結成当初から消費税ゼロ%を訴えております。清き一票を何卒よろしくお願い申し上げます。合掌。