年賀状の季節です。年賀状が1枚おくらかご存知でしょうか。私はハガキ1枚40円、封筒1通60円という呪縛から逃れられていないのです。いったいいつの時代の人間でしょうか。
さすがにハガキ1枚1銭だったよね、という明治時代のお話をするつもりはありません。さすがにその時代のことははっきりとは覚えていません。でも、40円の菜の花とモンシロチョウの切手をはっきりと覚えている方は多いことでしょう。ぐわぐわ団は老若男女、さまざまな方が読まれているのですが、特に昭和を生きてきた方が読まれているのではないかと考えております。３丁目の夕日みたいなネタが多く、横山弁護士ネタなんて何度も何度もこすっていますが、こんなのは昭和生まれの方でなくては楽しめないと思うからです。
そんなことはどうでもよいのですが、とにかくハガキは1枚40円、封筒1通60円の時代がとても長かったのです。
さて、今はハガキがいくらかというと、ここから先は役に立つ部分になりますから蛇足といえば蛇足ですが、とりあえず本当のことを書かせていただくと、現在は63円です。さて、消費税が100％になるとハガキは一体いくらになるのでしょうか。今年の漢字は「税」だったので、もしかしたら消費税が100％になる日もそう遠くないかもしれません。そうなった場合、ハガキはいくらになるか、正解はわからない、です。
というのも、ハガキというのは買う時は非課税なのです。しかし、使う時に課税されます。これが本当にわけがわかりません。個人で私用で使うハガキは消費税なんて気にしなくてもよいのですが、会社なんかでハガキを買うとき、使う時は帳簿に書いて仕訳をしないといけないのでめちょんこ面倒です。簿記の試験で出るかどうかはわかりませんが、実務的にはとにかくめちょんこややこしい。経理担当者にとって「ハガキを1枚使いました」という言葉がどれほど恐ろしい呪いの言葉か、知っている人は知っていますし、知らない人は知らないと思います。知らなくてもよいです。合掌。
