ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

珠玉の一冊を探そう

「そんな本を見るんじゃありません!」

鎖付きの三角メガネをかけたマダムが中指でメガネをクイッと上にあげながら、息子の持っているポンチ絵の本にダメ出しをするなんてことが世の中には数多くあります。

本を読むことは素晴らしいことであり、ポンチ絵であろうが、何であろうが、本を読めるということは字を読む練習になるので、元来積極的に本を読むべきなのです。たとえ、それが有害図書だと言われていようと、興味があるのであれば、読んでみるべきだと思うのです。良い本か、悪い本かなんてのは、読む側が決めることであって、本を選ぶとき、人の意見を参考にすることはあっても、良いか悪いかは自分が決めればよいことです。面白くなかったら途中で読むのをやめたらいいだけですし。

だから、どんなに他の人がこっぴどくけなしている本であっても「私はこの本が大好きです!」と言える本がある人は幸せではないかと思うのです。第5回ポプラ社小説大賞を受賞した、水嶋ヒロの「KAGEROU」が大好きで大好きで仕方がない人だっているのです。そして、「KAGEROU」が大好きな人は、毎日毎日「KAGEROU」を読んで幸せに浸っているのです。それはもう、うらやましいことです。

自分にとっての珠玉の一冊があるかどうか、これはもう数をこなして本を読み、見つかればラッキーに思いましょう。課金したとしても、全然SSレアが出ないガチャみたいなもんです。

『まいちゃんの日常』という漫画がありましてね、これは別に私の珠玉の一冊というわけでも何でもないんですけど、それどころかエログロの極致というか、頭がおかしいので絶対に人には勧めない本なんですけど。ほら、言ったそばから検索しないで!ってば。ダメですからね、本当に。むちゃくちゃだから。不死身のメイドさんに本当に好き勝手にめちゃくちゃするという人道に外れた漫画で、たぶんみなさんが想像している以上にグロいしエグいし背筋がひょーっとなります。そういう漫画です。

みなさんにも珠玉の一冊が見つかりますように。合掌。