『七つの会議』を観てきました。
野村萬斎のエグい演技がたまりません。そして、北大路欣也が最高です。こってり濃厚な画をたっぷりと楽しめます。映画館で2時間集中して楽しむことをお勧めします。観た後、やったらめったら疲れますが、心地よい疲れだと断言しておきましょう。
この映画の中で、北大路欣也の座る机の前に置かれていたのが「冠水瓶」です。
最近は、著名人の講演会であったとしても、演台に置かれるのはペットボトルの水だったりするのですが、北大路欣也の前に置くには、やはりこれしかありません。最初は名前がわからず、「水入れ」とか「水差し」で検索してみたのですが出てこず、どうにかこうにか調べてわかりました。 そんなに高いものではないので買ってもよいのですが、買ったところでどうなるというわけでもありません。
病床に伏せている人のふとんの近くのおぼんの上にちんまりと置かれているのも、この冠水瓶だったりします。最近はインフルエンザが流行っておりますので、この冠水瓶が役に立つのかもしれません。ペットボトルの水でも代用できますので、そんなに高いものでもないので買ってもよいのですが、買わなくてもよいのです。
でも、北大路欣也の座る机の前に置くには、冠水瓶しかありません。ペットボトルの水など置こうものなら、この映画がずっこけます。それぐらいに大切なのです。
『七つの会議』を観に行かれるのであれば、冠水瓶に注目してください。とはいえ、他にもいろいろと観るべきところはたくさんあります。
映画を観たあとにこの予告編を観ると、ものすごく違和感を感じるのですが、とにかくおもしろかったです。どろどろした映画かと思いきや、楽しい映画です。一人で行くよりも誰かと一緒に行って、後でいろいろと語り合うのが楽しいです。合掌。