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読んで損する楽しいブログ

『怖い凡人』を読みました

本屋さんで平積みされていた『怖い凡人』という本。黒い表紙がものすごくインパクトがあり、ついつい手にとってしまいました。

私の大好きな山根会長のことも書かれています。

山根氏の場合はもっとわかりやすく、ただ"怖い人"との付き合いを吹聴することによって、日本ボクシング連盟でのし上がり、無批判に服従させたように見える。

精神科医である筆者が『男 山根「無冠の帝王」半生紀』という本から引用して、このように結論付けています。それはいいのですが、『男 山根「無冠の帝王」半生紀』という本のほうが気になって仕方がありませんでした。さっき、Amazonで調べてみたら、確かに販売されています。Kindle版もあります。8件のレビューがあって、うち7件が星5つ。1件だけが星1つで、タイトルは「ボクシングの所は合ってる」そして本文が「内容が面白くない」。こういう極端に評価が分かれているときが一番困るんですよね。他にも読みたい本がたくさんあるので『男 山根「無冠の帝王」半生紀』を読むかどうかは検討することに致しましょう。

それはそれとして、山根会長以外にも、日大アメフト部の内田元監督、東芝のチャレンジしまくっていた元社長など、私好みの人たちがじゃんじゃか凡人扱いされていて、なかなかに楽しませてもらいました。

東芝の16代社長・佐々木則夫がロシアに行ったとき、「11月のモスクワがこんなに寒いなんて、俺は聞いてないぞ」とお怒りになり、部下が慌ててデパートでコートを買ったエピソードなどは、本の内容とは関係なしにニヨニヨできて大好きです。いくら偉い人であったとしても、ロシアが寒いのは当たり前です。自分のことは自分でしましょう。

この本で取り上げられている凡人というのは、上司や権力者などの"上の人"に無批判に服従する人を指します。確かにこんな人もいるよね、気をつけようねってことが書かれているので、気になる人は手にとってみたらどうでしょうか。

それより、私は怖くない凡人のほうがいいので、こちらの本をお勧めします。

凡人の星になる: 月間10万PVの雑記ブロガーが「凡人」を武器にするまでの七転八倒

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