こないだNHKを見ていたら競馬中継をしていました。
確か天皇賞だったと思います。すごいですよね、天皇賞ですよ。王様賞じゃなくて、天皇賞。サッカーにも天皇賞があったと思います。相撲は確か総理大臣杯で、天皇賞はありません。野球はペナントです。お土産屋さんに昔は必ずあったペナントという、地名の書いた布切れです。あれ、なんでみんな欲しがっていたんだろう。そして、ヤンキーはなぜか修学旅行でおみやげに木刀を買っていましたが、あれは何だったんだろうと思いました。ものすごく昔の話なので、平成生まれの人たちには理解できないことでしょう。仕方ありません。
それはそうと、競馬なので馬が歩いている映像が延々と流れ、しかも解説のおっちゃんがねちっこく「この馬は歩き方に特徴がありまして……」と、どれも一緒にしか見えない私を置いてけぼりにして、それはそれはねちっこくいろいろな細かい細かいことを解説されていらっしゃいました。いらっしゃいませ。
どれもこれも馬にしか見えませんので、違いなんてわからないのです。なんとなく落ち着きがないとか、そういうのは何となくわからなくもないのですが、かといってそれがレースでどうなるのかとかさっぱりわかりません。今までで一番体重が重いとか、そういう話もずんずんと入ってきて、特に見るものがなかったのでべよべよとしながら見ていたのですが、ズブの素人が見たらどれもこれも一緒で、どの馬が早く走るかなんてさっぱりわからないし、一方でねちっこく細かい細かいことを知っている人がいて、こんなので一番速い馬を当てるなんてのは至難の技ではないかと思った次第です。競馬で馬券を買って当てるなんてのは、めちょんこ難しいことではないでしょうか。
結果としては、アーモンドなんとかという一番人気の馬が最後の直線でびょーんと抜け出してきて、あれよあれよという間に一着でゴールしました。馬券を買って当たった人はおめでとうございます。10万人近い人が競馬場にいたそうですが、集客力とんでもないなと思いました。合掌。
