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NHKの耳をすませば

何度も何度も何度も何度も書いていますが、私の一番好きな漫画は何かと言いますと、柊あおいの『耳をすませば』です。

耳をすませば

耳をすませば

  • 作者:柊あおい
  • 出版社/メーカー: フェアベル
  • 発売日: 2014/02/17
  • メディア: Kindle版
 

後にスタジオジブリが映画化して、やたらめったら有名になりましたが、私はジブリの『耳をすませば』は、あんまり好きではないのです。天沢聖司の最後の「結婚してくれ」と、ヴァイオリン職人になるために留学に行くという、私から言わせると信じられないぐらいの蛇足のせいで、あの『耳をすませば』のもつステキな世界がどっちらけになってしまっているのです。

おそらく、これからもずーっと、何度も何度も何度も何度も書くと思いますが、私に「モンテ・クリスト伯」のディーン・フジオカのような巨万の富があるのであれば、復讐などせずに、原作に忠実な『耳をすませば』のアニメを作りたいと思います。もっとズバッとはっきり言うと、雫の家が団地というのも納得がいってない。ええやん、原作通りの一戸建ての、ちょっと浮世離れしたぐらいの世界で。実写映画じゃない以上、無理にリアルを描く必要もないのです。

そんなことで、年始早々ジブリの『耳をすませば』をディスってしまいましたが、今回の話題はジブリの『耳をすませば』ではなく、NHKの『耳をすませば』です。朝の6時過ぎにテレビを付けると、今年亡くなった方の映像やインタビューで構成された番組をしていたのですが、この番組のタイトルが『耳をすませば』だったのです。

『耳をすませば』って聞いたら、絶対に柊あおいの『耳をすませば』を想像するというのに、なんでわざわざ『耳をすませば』なんてタイトルを付けるかね。こんなことが許されるのであれば、番組のタイトルなど何でもよくなります。『ケンタッキー・フライドチキン』でもいいし『シティーハンター』でもいいのです。わざわざ『耳をすませば』というタイトルを付けるとは何事かと言いたい。

なぜ、こんなことに噛み付いているのかよくわかりませんが、とりあえず言いたいことは言いました。合掌。