ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

とにかく『うたかたダイアログ』の3巻を読もう!

以前、ぐわぐわ団で『うたかたダイアログ』を紹介させて頂きました。

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うたかたダイアログ 1 (花とゆめコミックス)うたかたダイアログ 2 (花とゆめCOMICS)

これがほんとにとんでもなくおもしろい漫画なんですが、なかなか3巻が出なくてやきもきやきもきしていたのです。そしたらさっき3巻が出ているのを発見したので大喜びで即買いして読みました。そしたらまぁ、少女漫画好きの血が沸点に達するかのような展開でして、お釈迦様と観音様に手を合わせて「眼福です!眼福です!ほんま、ええもん見させてもらいました!」と感謝してもしきれないぐらいの素晴らしい内容でございました。

今まで読んできた少女漫画の中でも一二を争うぐらいにステキシーンがあるのです。

前にも書きましたが、この漫画は見た目ヤンキーだけど実は純情な片野と、シュールでクールな宇多川が繰り広げる、じんわりほんのりした無駄話がほとんどです。その基本的な路線はしっかりとおさえつつも、「ぎゃー」と叫びたくなるぐらいにロマンチックなシーン、なかなか拝めるものではありません。

そんなに大げさなことが起きなくてもよいのです。

日常の中にちょっとだけステキなことがあれば十分なのです。

ヴァイオリン職人になるからイタリアに修行に行くとか、そういう余計な波乱万丈などいらないのです。

あー……そうだ。何を考えているのか知りませんが「耳をすませば」を実写映画化して、あのときから10年後を描くとかいう映画を作っているそうです。柊あおいの原作の10年後であっても「それは蛇足じゃないかな?」と思うのですが、もし仮にジブリ版の「耳をすませば」の10年後だとしたら「それは蛇足の蛇足すぎてもう足ばっかりやないか!」と声を荒立てねばならんと思っていたりします。

「耳をすませば」は柊あおいの原作を読めば十分です。あの話は1冊の本の中で閉じられていて欲しかった。

一方の『うたかたダイアログ』、3巻で終わってしまいましたが、これからも片野と宇多川の掛け合いを見続けたいと思わせる余韻があります。本当にステキな漫画ですから……

ちょっと目が逝っちゃってますが気になさらずに。1巻も2巻も未読ということであれば、この際まとめて読みましょう。

▼3巻はこちらです▼

うたかたダイアログ 3 (花とゆめCOMICS)

この表紙にも痺れました。明らかに1巻と2巻とは違う。だが、それがよいのです。合掌。