昔々、それはそれはおしゃれ好きな王様がいました。
そんな王様に一人の仕立て屋がやってきました。
「私はとてもステキな服をご用意しました。ただ、この服は馬鹿には見えません。」
王様は馬鹿なのでもちろん服など見えません。しかし、服を着ているという建前で、全裸で街を歩くことができるという誘惑に勝つことができず、
「素晴らしい服だ。ぜひ買わせていただこう!」
そして、さっそく王様は馬鹿には見えない服を着て街を行進しました。
町中の人たちの視線が王様に集まります。王様は「嗚呼、全裸で街中を歩いている!見られている!産まれたままの姿をじろじろと見られている!」
王様のエクスタシーは最高潮、愚息も頂点、具体的に申し上げることはできませんが、とにかくギンギンです。
しかしながら、街の人たちはみんな賢いので服がきちんと見えています。服を着ている王様を見た正直な子どもは、服を着ているのが当たり前ですから「王様が服を着ている!」なんて言いません。王様一人がソロエクスタシー!
もはや、何がなんだかさっぱりわかりませんが、この話の教訓はいろいろと考えられます。
・馬鹿には見えない服であっても使える。
・エクスタシーの前には全てが無力である。
このような素晴らしい教訓を学ぶことができますので、積極的にこの「全裸の王様」の話を教科書に掲載し、みんなで読み合わせを行い、日本の教育レベルの向上に役立てて頂ければいいなと思います。
よく似た話にアンデルセンという外国人が書いた「裸の王様」という童話がありますが、「裸の王様」と今回の「全裸の王様」は全く違う話であり、アンデルセンが著作権を盾にぐわぐわ団を訴えてこようとも、ぐわぐわ団は「全裸の王様」を守るために全力で立ち向かう覚悟です。日本の教育において、今後必須となるであろう教材を守ることは、日本人としての責務であると信じ、世の中の役に立つために誠心誠意努力する次第でございますゆえ、皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。合掌。