「裸の大将」という作品があります。画家である芦屋雁之助を主人公にした物語で「お、おにぎりが食べたいんだなぁ」という決め台詞はユーキャンの流行語大賞を受賞致しました。誠におめでとうございます。
それはそれとして私は「裸の大将」は、実は「半裸の大将」ではないかと考えるのです。半ズボンにタンクトップといういでたちは決して「裸」ではありません。「半裸」と言うのもおこがましいため「薄裸の大将」という表現が正しいとも言えるでしょう。
また、半ズボンにタンクトップで大将を名乗るのもどうかと思うのです。大将というのは軍においてほぼトップです。全裸であれば大将を名乗ってもよいでしょう。しかし、薄裸であればよくても大尉、もしくは中尉ぐらいではないでしょうか。画家で有名人というバフ要素を鑑みれば「薄裸の大尉」なら文句は出ないと思います。おにぎりを買ったことがない」と言ったとしても炎上することも、更迭されることはないでしょう。
実はいろいろと「○裸」という単語を調べてみたのですが、やはり最強は「全裸」でした。この言葉を超える単語が見つかりませんでした。実に残念。聞いたこともないような言葉として「白裸」「無裸」なんて言葉もあるにはあるようですが、現代社会において使うことができる人は文学者かロバート・フェルドマンぐらいかと思うのです。もちろん、ぐわぐわ団においても使うことはほぼありません。
つまり、「全裸の大将」は四天王最強ということになり、圧倒的なパワーこそ力なのです。
現在、日本国において軍隊は存在せず、憲法第9条をどうすべきか議論すべきところではありますが、議論すらできていないのが現状であり、由々しき事態と考えます。
もちろん、国民の総意として「全裸の大将」は不要であるとするのであれば私は唯々諾々とその意見には従いますが、「全裸の大将」が必要という意見があったとしても、モザイクはしっかりとかけるべきであると思うのです。頑張りましょう。合掌。