実はちょっとは弾けるんです。
ただし、弾きながら歌ったりはできません。楽譜を見ても初見で弾けたりもできません。小室哲哉みたいに何台もキーボードを用意して、あっちゃ弾いて、こっちゃ弾いて、みたいな器用なこともできません。小学生の頃にバイエルは終わらせたものの、その後が続かず、気がつけばファミコンやスーファミ、プレステばっかりしていたので、鍵盤の上では指が動かなくなりました。
今から思うと、せっかく習っていたのだから、楽譜を見たら初見でさらさら〜っと弾けるぐらいにはなっていたら人生が違っていたかもなと思うのです。
どのくらい違っていたかというと、ピアノが弾けていたら今ごろハリウッドの豪邸でマーク・パンサーと一緒にバーベキューパーティーをしていたぐらいに人生が違っていたかもしれません。あんまりマーク・パンサーとバーベキューパーティをしたいとは思わないのですが、ピアノが弾けたらそんなことを言っている場合ではありません。
子どもの頃にお習字も習っていたのですが、結局「準6級」という、履歴書に書いたら爆笑モノの級しか取れずに終わりました。おかげで今も字は上手いとはいえません。
鉛筆の持ち方もへんてこだったので、つい数年前にどうにかして正しい持ち方を練習して覚えたのですが、気を抜くとすぐに前のへんてこな持ち方に戻ってしまいます。
めちょんこ上手な字が書けないといけないとか、そんなことは思っていませんが、そこそこキレイな字が書けるのと、書けないのとでは、いろんなところで差が出ます。メモを取って後で読み返すとき、すぐに何が書いてあるのかわかるのと、解読が必要であるのとでは、全然違うのです。メモを見返すときにもんにょりして、心が折れるのです。アラビア語か何かか?と自問自答する人生。
というわけで、ぐわぐわ団を読んでいる読者の小学生のみなさんにぜひともお伝えしたいことがあります。鉛筆の持ち方は正しく。これは人生を大きく変えます。親の遺言だと思って、ぜひ実践してください。合掌。