だるだる

だるだるです。

何がだるだるかというと、生活全体にだるだるです。

暑くて、何もしとうない。

エアコンはカンカンに使っているというのに、なぜか暑い。

料理も暑くてしんどい。普段ならば、ビーフストロガノフにシェフの気まぐれサラダ、筑前煮にポテトサラダなどをさらっと作って優雅な夕食を楽しむのですが、とにかくコンロの火をつけるのがしんどい。暑い。熱い。換気扇がうるさい。食卓のある部屋には直接エアコンがあたらない。つまるところ、暑いのです。

仕方がないので、適当にごはんを作って食べるのですが、先日のこと、炊き込みごはんを作りまして、余った分をおひつによそって冷蔵庫に入れようとしたときのことです。なぜだかわかりませんが、冷蔵庫に入れる直前にひっくり返してしまい、冷蔵庫のなかで炊き込みごはんが仏壇にお供えするごはんのようにこんもりと盛られてしまったのでございます。

「ごめんなさい！」

私はこう叫びました。

その姿を見た相方は「冷蔵庫に身体を半分突っ込んで突然謝りだしたので大変なことが起きた」と思ったそうです。事実、炊き込みごはんがひっくり返っているのですから大変なことが起きているのです。しかし、手が滑ったのか、何が起きたのか、記憶が定かではありません。犯人は私です。間違いありません。しかし、目の前で起きていることが信じられない。

たぶん、暑くて頭がとろけていたのでしょう。脳が誤作動を起こしてしまい、気がついたら炊き込みごはんの入ったおひつをひっくり返してしまったのです。それ以上になぜ「ごめんなさい！」と叫んでしまったのでしょう。怒られるとでも思ったのでしょうか。

この件に関しても相方は「謝られたら仕方がない」と思ったそうです。

とりあえず、炊き込みごはんに関しては、地べたについた部分は破棄せざるをえなかったものの、3分の2以上は無事に救出することができ、翌朝にいただくことができました。

つまり、生活がだるだるなのです。合掌。