例のウイルスのワクチンがそろそろ承認されるっぽいです。そこで、ワクチンをうつべきか、歌猿べきか、それが問題だということで、やんややんやと話が出てきています。
というわけで、私のワクチンに対する考え方を書いておきたいと思います。みなさんはご存知だと思いますが、私はワクチン専門家として3000年ほど勤めて参りました。しかし、寄る年波には勝てずに一線を引いて引いて引きまくった挙句にボケてしまってワクチンと聞くと「ワクワクチンチン」という単語しか頭に思い浮かばなくなりました。つまり、大嘘つきということですので、その点はご了承頂ければ幸いです。
今回の例のウイルスのワクチンのうち、ファイザー製やアストラゼネカ製のワクチンはmRNA型ワクチンといって、今まで使われていない技術が使われています。はっきり言うと、数年先どころか数十年先の技術なのですが、今回ヤバいので使っちゃおうという流れです。
江戸時代に飛行機が突然現れたようなものです。「空を飛ぶらしい」「江戸から大坂まで1時間で行けるらしい」と町の人たちはわいわい言います。もちろん、使いこなせればめちょんこ便利です。一方で「空を飛ぶなんて怖い」「妖しの術じゃ!たたりじゃ!」と大騒ぎする人も出てくるでしょう。似たような状況と考えたらいいのかなと思うのです。
新しいモノが突然出てきて、そりゃみんなこんがらがります。大混乱です。でも、便利なものは便利ということでリスクはあるけれども使う、いやいやリスクがゼロになるまでは使わない、いろんな考え方があるかと思います。それでいいのではないでしょうか。
今回の例のウイルスは江戸時代の飛行機と同じです。すごいけれど、わからない。江戸時代の人たちと同じ心境です。たぶん大丈夫なんだろうなと思う反面、怖さがないわけでもない。リスクをどう考えるかであり、私自身はあまりよく考えずにぽんとうってしまうと思います。
それはそうと、江戸時代に飛行機が突然現れたとして、誰が操縦するのでしょう。私はパイロットも付いてくるとは一言も言っていません。合掌。