「お前バカか？」と思うようなことを思いついて「私はバカだ！」と思い知ることがままあるわけですが、今日はそんなお話です。
SMクラブというのはご存知でしょうか。私は行ったことがありませんが、サディスト役を演じる女性がムチやロウソクでマゾヒストの男性をビッシバシ罵りまくるという演芸場です。本当に噂でしか聞いたことがありませんし、本当にそんなお店があるのかどうかも確認したことはありませんし、罵られることに快楽を覚えるという性癖があるのは理解しているのですが、理解しているからといって、私自身がそういう性癖を持っているかというと、それは別問題です。罵られたら素直に腹も立ちます。「なんでこんなこともできないの！」と言われたら「できないんだからできないんだ！」と言い返したくもなります。 できないことをできろと言われてもできないんだから仕方がない。あたり前田のクラッカーです。
話が少しそれてしまいましたが、SMクラブがある以上、MMクラブがあってもよいのではないかと思ったのです。罵って欲しいと願う男だけが集まる場所。「私のことを罵ってくれませんか？」「いやいや、それより私を罵ってください、この豚とか。」「いやぁ、貴方のような方に罵るなんてとんでもない。私こそ罵ってもらわなくては。」「はっはっは」と謙遜が謙遜をよび、なんだか紳士の社交場みたいになってしまいそうです。MMクラブがあっても、私が行くことはないと思いますし、だいぶ例のウイルスの新規感染者数も減ってきてはいますが、やはり密になるのは怖いなと思うところもあります。
というわけで、MMクラブがある以上、SSクラブもあるのでしょうが、磁石と同じで反発しあってクラブにはならないような気がします。S極とN極がひかれ合うように、SにはMが必要なのだと思うのです。
ちなみに、京都にはMKタクシーというタクシー会社がありますが、MはミナミのM、Kは桂のK、ミナミタクシーと桂タクシーがくっついてできた会社だからMKタクシーなんだそうです。よかったですね。合掌。
