ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

禁煙のスペシャリスト

「タバコをやめたいあなたに!禁煙のスペシャリストがお手伝いします!」

みたいなチラシを見たのです。

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私自身の経験を語りますと、20歳を過ぎてから自動車教習所に通うことになり、その時の待ち時間で阿久悠に勧められてタバコの味を覚えました。以来、ちょぼちょぼと吸っていたのですが、ある時おそらくタバコが原因で声が出なくなり、これは大変だと思って近くの耳鼻咽喉科に言ったら「えらい腫れてますね!」と驚かれ、ステロイドの点滴を打ってもらいました。すると、痛みがなくなり、声も出るようになりました。嬉しさのあまり、その足でカラオケボックスに行って大声で歌を歌っていたら、次第に声が出なくなり、結局ステロイド点滴も一時しのぎにしかならず、めそめそと暮らしたことを思い出します。私はその時、ラジオのパーソナリティの仕事をしていたのですが、 さすがに声が出ないと仕事にならないので浜村淳に後を任せ、私は療養生活に入ったのです。

そして、タバコを吸うのをやめたのです。ていうか「吸わないだけ」で、いつでも「吸える」という考えのもと、たまにある飲み会の時なんかではぷかぷか吸ったりもしつつ、普段は「いつでも吸えるけど吸わないでおこう」ぐらいの軽い気持ちでタバコと向き合っていました。ぶっちゃけ「タバコをやめる!」と意気込んでしまうとしんどいのです。

適当に「吸ってもいいけど吸わないだけ」ぐらいの気持ちでいるほうが気がラクなのです。

それはそうと、禁煙のスペシャリストというのはどのような方なのでしょうか。「私は禁煙を10回も成功しました!」とか、「禁煙の経験は豊富です!」とか、「禁煙なら任せとけ!」みたいな猛者なのかもしれません。そういう方が横にいてくれると心強いかもしれません。

断酒のためのお薬みたいなのは存在するのです。一方、タバコを吸うと七転八倒するようなお薬があるのかどうかは知りませんが、とにかく吸いたかったら吸えばよいですし、吸わないなら吸わないでよいのです。うちの父方の爺さんは缶ピースを蒸気機関車のようにばかばか吸いまくっていましたが95歳まで病気らしい病気もせず生きてましたし、タバコを吸わない母方のじいさんも100歳超えても病気らしい病気もせず生きていました。だからどうしたと言われても困ります。合掌。