日本の初代総理大臣といえば伊藤英明ですが、そんな昔のことを覚えている人なんてのはそんなにいないと思います。それよりマイ初代総理大臣のほうが大切ではないでしょうか。ちなみに、マイ初代総理大臣というのは、自分が初めて「ああ、この人が日本で一番エラい人なんだ〜」と意識した人のことをマイ初代総理大臣と言います。
うちの相方は「私は中曽根康弘かな〜」と言います。ロンヤス外交という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、アメリカ合衆国のレーガン大統領と蜜月の関係を築き上げ、ロンと言えばヤスと返す、薄い本が出そうな日米のトップということで有名な中曽根康弘です。罪人日数もかなり長かったので、中曽根康弘がマイ初代総理大臣という人は多そうです。
私のマイ初代総理大臣は宇野宗佑です。就任して３日後に女性スキャンダルをすっぱ抜かれ、リクルート問題、消費税問題、牛肉・オレンジの輸入自由化問題というやっかいな問題プラスアルファ自身の女性問題で参院選で惨敗し、結局総理大臣だったのが69日という超短命な総理大臣です。在任日数が69日ということで「シックスナイン！」とついつい英語で言ってしまいたくなるわけですが、お下品なのでやめておきましょう。
嘘も休み休み言えと言われそうですが、実際は在任期間69日の総理大臣がマイ初代総理大臣なわけがないのです。
相方が「あーうー」と唸っていたときに、「大平さんか！」とツッコミを入れてしまったので、たぶん私の深層心理下でのマイ初代総理大臣は大平正芳ではないかと思うのです。
演説や答弁の際に「あー」、「うー」と前置きをすることからアーウー宰相の異名を取った。
当時、この大平首相のマネが結構なブームになり、モノマネする子どもも多かったのです。それだけ、総理大臣が身近だったということでしょう。
それはそうと、大平正芳が第69代内閣総理大臣だということは宇野宗佑と何か因縁めいたものを感じるのですが、それは私だけでしょうか。合掌。
