以前にも書いたと思うのですが、中学生相手に家庭教師をしていたときのことです。教えていた子が「総理大臣ってすごいなぁ!かいさーん!って言ったら、500人ぐらいいる衆議院議員全員無職のプータローになるんやろ?すごいやん!」と大興奮していたのです。確かに、内閣総理大臣には解散権があり、解散権は総理の専権事項と言われています。総理大臣が「かいさん!」と言ってしまうと、500人近くの人たちがたちどころに無職になるのです。そんなパワーを持っている人はなかなかいません。
大企業の社長であれば「お前らはクビだ!」と言って、たくさんの人を一度に無職にできそうな気がしますが、実際のところは法律がいろいろあるので、なかなか簡単に解雇を言い渡すことなどできません。
それはそうと、内閣総理大臣が国会において「かいさん」と言ってしまうと、500人が一瞬にして議員としての身分を失い、無職になるというのは紛れも無い事実です。これはもう、めちょんこ恐ろしいことです。
内閣総理大臣が国会で中井さんに声をかけると解散してしまうのです。
これは大変なことだと思い、衆議院議員で苗字が中井の人がいないか調べてみました。一人ぐらいはいそうなもんなのですが、いません。岡井さんもいません。向井さんもいません。務台(むたい)さんはいるのですが、この人の場合は「かいさん」ではなく「退散」になってしまいますので、ちょっと意味合いが違います。
よかった、これで解散はない!と思っていたのですが、残念ながら解散に直結する人がいました。高井さんです。渡海さんもいます。坂井さんもいます。
国会で総理大臣が「高井さん!」と声をかけたら解散となります。「渡海さん!」と声をかけても解散になります。「坂井さん!」と声をかけたら500人が無職になります。そんな恐ろしい世界が国会というところなのです。よく、ここまでくだらないことを真剣に調べたもんだと思いました。
それより、内閣総理大臣が「海産物」と言うこともできないのはさすがに問題だと思うので、どうにかしたほうがよいと思います。合掌。