ぐわぐわ団

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ゴーストライターとしての矜持

先日、ウクライナの大統領が日本の国会にてオンライン演説を行いました。おおむね好評だったようでほっとしております。というのも、あの原稿を書いたのは私だからです。

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とはいえ、ゴーストライターなので表に出て「私が書いたんだヨ!」と公にしてはいけません。ゴーストライターとしての矜持が公にしてはいけないとギリギリのところで踏み留まらせているのです。あれはウクライナで苦しんでいる人たちのために書いた文章であって、私の名声や栄誉のために書いた文章ではありません。日本ができることは何かを国会議員の方たちにしっかりと考えてもらうために、そして、日本人ができることは何かを国民みんなで考えるきっかけになるために、推敲に推敲を重ねて書いた文章です。チェルノブイリ原発のある地域がロシアに支配されていることを話の中に入れたり、日本人の心に訴えかけるような仕掛けがたくさんあったと思います。これもひとえに、私が考えたのです。

しかしながら、ゴーストライターである以上、表に立つことはやぶさかではない……ではなく、本意ではありません。新垣隆が佐村河内守のゴーストライターを18年間行っていたことを記者会見で暴露して大騒ぎになりましたが、あのような悲劇を起こしてはいけないのです。長髪にヒゲ&サングラスのいかつい佐村河内守が、よもや七三分けのスーツ姿で表舞台に立つことになろうとは、あのときは誰も想像しなかったと思います。あの悲劇を再び起こしてはいけないと心に強く思うのです。

というわけですので、私がウクライナの大統領のゴーストライターであるということはここだけの話にしておいていただきたいのです。ぐわぐわ団の読者のみなさんは誠実な方ばかりですので問題ないと思いますが、仮に週刊文春や月刊実話ドキュメントなんかにすっぱ抜かれでもしたら目も当てられません。

そのときは満を辞して、プーチンを七三分けにして、スーツを着せて、謝罪会見をさせますので、生暖かい目で見守ってあげてください。よろしくお願い申し上げます。合掌。