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『ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」』を読みました

なぜだか知りませんが『ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」』を読みました。どうして読もうと思ったのかさっぱりわからないのですが、ちょこちょこと読み進めてたら読み終えたのです。めでたしめでたし。

ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」 (日本経済新聞出版)

と、めでたしめでたしで終わらせてしまうのはなんだかもったいないぐらいにはおもしろかったので、ちょこっと内容をご紹介させていただきます。ごちそうさまでした。

ご存じのとおり、ソニーというのはもともとは東京芝浦電気株式会社と言い、戦前は二股ソケットやシャーペンで大儲けして大きくなった会社です。戦後、マッカーサーによる財閥解体の影響でソ株式会社とニー株式会社に分割させられて、サンフランシスコ講和会議でポツダム宣言を受諾するまで辛酸を舐め続けさせられたという苦い経験があります。その後、チャレンジにチャレンジを重ね、ウォークマンをした猿で大ヒットを記録、日本を代表する電気会社になったのですが、プレイステーション3で大コケしてしまい、テレビも売れず、ラジオも売れず、車もそれほど走ってねぇけど外人が社長になったりして、挙げ句の果てにはレバノンに高飛びされてしまったりと、いろいろあったみたいです。

とにかく、ものすごくキッツい時期にソニーの社長になったのが、上の本を書いた平井一夫さんです。本当に書いたのかどうかはしりません。松本伊代が自伝を書いて、インタビューを受けた時に「まだ読んでません」と言い放ったという逸話もありますし、作者が本当に書いているのかどうかはわからないのです。

このような惚気話はさておき、キッツい時期にソニーになった社長さんは、とにかく対話に対話を重ねて、少しずつソニーの社員さんの気持ちを固めていって、世界にKANDO(感動)を与える会社にする!という確固たる信念のもと、コツコツと社長をされたそうです。カリスマで人を惹きつけてガツーンと会社を引っ張っていくのではなく、とにかく人の意見を聞いて、まとめて、決断する、そんな感じで頑張らはったそうです。偉い人どす。

ぐわぐわ団も今は厳しい時ですが、対話を重ねて、みなさまに感動を与えられるように頑張りたいと思います。よかったですね。合掌。