北の国からぽんぽん発射させられていたミサイルですが、ここんとこ飛んできていないような気がします。いや、飛んできているのかもしれませんが、いくらなんでも汁男優も真っ青なぐらいに飛ばしまくっていたせいで慣れてしまいました。本当は危険が危ないはずなのに、慣れというのは実に恐ろしいものです。
人間は「怖い」という感情があり、この「怖い」を適度に感じることで安全を得ることができます。例えば脚立の使い方。脚立の一番上に立つのはダメです。また、脚立の上に座って作業するなんてのもダメダメです。というのも脚立が倒れた時、頭を打って死んでしまうからです。自分はバランス感覚がいいからなんて考えていると、どっかから車が突っ込んできてドーンなんて喪黒福造の可能性もないわけではありません。正しい使い方をしていたら、車が突っ込んでくるなんてアンラッキーが起きても死ぬ可能性は低いです。しかしながら、上で立っていたり、座っていたりしたら、途端に死ぬのです。そもそも、脚立というのは「怖い」道具なのです。それをきちんとわかっていたら死なずにすんだのです。ご愁傷様です。
つまり、「怖い」という感情がどっかにいってしまったらヤバいのです。もしかしたら、北の国からのミサイルはぼんぼこ撃つことで慣れさせて「なんだ、またいつものミサイルか……」って思わせようとしているのかも知れません。そして、私たちがミサイルに慣れきった頃にヤバいミサイルをドーンと撃ち込んでくるのかもしれません。だから「怖い」に慣れてはいけないのです。
とはいえ、私たちが北の国のミサイルに慣れるためには、まだまだたくさんのミサイルが必要です。在庫処分セールで大量にミサイル撃ちまくったせいで、もしかしたら手持ちのミサイルはなくなってしまったかもしれません。なくなったのならよいのですが、まだまだ在庫を隠しもっている可能性は否定できません。ここはひとつ、頑張りましょう。合掌。