「君はなぜ学ぶのか」ってテーマの本が世の中にはたくさん出ています。数えたことはありませんが、たぶんたくさんあるはずです。「なぜ学ぶのか」に関する本を読んでいるだけで人生が終了してしまうのではないかとすら思えるのですが、人生を賭けるほど重いテーマであるとは思えません。私が言えるのはただひとつ。楽しいからです。
難しく考えてはいけません。馬鹿とハサミは使いようと言われていますが、馬鹿はともかくとして、ハサミは使いようでいろんなことができます。しかし、ハサミの使い方をきちんと学んでいないと指をぶっちぶちに切ってしまうのです。とはいえ、ハサミの使い方をきちんと学ぶことで豚肉をばっちばちに切って美味しい野菜炒めが作れるようになるのです。もちろん、火の使い方も学ばねばなりません。味付けもきっちりと学ばねばなりません。卵焼きを焼くのにカルピスを入れたら不味いということも、経験という学びで私が得た知識です。
そして今、私はまた新たな知識を得るために頑張っているところです。何を学ぼうとしているのでしょう。ズバリ、臭いゴムをどうにかするための学びです。先日、印鑑を押すための下に敷くゴムを買ったのです。100均とかではなく東急ハンズ（もうすぐ東急が消えてハンズになるそうですが、私はおそらく亡くなるまで東急ハンズと言い続けることでしょう）で高級なモノを買ったのです。高級品なだけあって押し心地はとてもよろしい。しかし臭い。ゴム特有のむわーんとした臭みが消えないのです。
アルコール消毒をすれば臭いが消えるという見識を得たのでさっそく試してみたのですが、残念ながらゴムの臭みが勝りました。もはやどうにもなりません。仕方がないのでいろいろと調べてみたところ、重曹とお酢が効くそうなのです。さっそくバケツにお湯を入れて重曹を溶かして、後はお酢。相方に聞いたら「寿司酢ならあるよ」とのことだったのですが、さすがに寿司酢はもんにょりです。仕方がないのでリンゴ酢で我慢しました。さて、そろそろ1時間は経ったので様子を見てきます。ごきげんよう。合掌。
