ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

2類から5類への議論

今日は大阪人が血のことを「ちぃ」と言ったり、毛のことを「けぇ」と言ったりすることに対していろいろと書こうかなと思ったのですが、なんか政府が例のウイルスを2類から5類に変えると言い出したので、これはヤバいと思って筆を折りました。違います、取りました。

その前にまず第2類と第5類の違いについて学びましょう。

第2類 可燃性固体

火をつけたら燃える固体の物質です。硫化リン、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウム等が該当します。「鉄粉?」と思われるかもしれませんが、粉塵爆発という言葉を聞かれたことはありませんでしょうか。細かい粉が空気中に浮遊している状態で火をつけると爆発することがあり、めちょんこ危険なのです。実を言うと小麦粉でも粉塵爆発することがありますが、鉄粉や金属粉というのは特に危ないので第2類に分類されています。例のウイルスも現在はこの可燃性固体に分類されています。

第5類  自己反応性物質

一方で、自己反応性物質というのは、有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物等が該当します。これはあまり馴染みがないと思いますが、分子の中に酸素を含んでいるため、燃えるとめちょんこ燃えます。放っておいたら自己発火する物質もあります。政府は例のウイルスを自己反応性物質に分類を改めようとしているのです。

これは由々しき事態です。今まで乙2を持っていたら取り扱うことができたのに、これからは乙5を持っていないと取り扱うことができなくなるのです。ただ、乙2の取得者数と乙5の取得者数がどの程度なのか知りませんので、影響がどれほど出るのかはわかりません。

ちなみに、危険物取扱者で最も取得者が多いのはガソリン等引火性液体を扱うことのできる乙4です。ガソリンスタンドなんかで役に立つからです。そして、乙4より簡単なのが丙種で、丙種はそこそこ勉強すれば取得することができます。

みなさんも頑張って危険物取扱者になりましょう。合掌。